妖星堕ちるとき~「ミッドナイト イーグル」「AVP2」

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「ミッドナイト イーグル」は、そこそこうまいアクション映画。なんですけれども、少し要素を盛り込み過ぎな気も。AVP2よりは面白いですが、
「何でオレが千円使って自衛隊のPR映画を?」
という複雑な思いに。。。なるのは私だけ?

 「AVP2」は、前作のストーリーからちゃんと続いているのですけれども。。。B級映画好きな人にも、あまりオススメできません。(ふつうのひとは最初から見に行かないと思いますが)
 この二作、どちらも「急に攻めてきた敵との戦い」の映画なので、似てるところ、違うところをマトリクス分析すると面白いかも。。。私はやってませんが。

映画公式サイト
-[[ミッドナイト イーグル:http://www.midnighteagle.jp/]]
-[[AVP2 エイリアンズ VS. プレデター:http://movies.foxjapan.com/avp2/]]

*妖星輝く時
 予告編でも登場しますが、「AVP2」と「ミッドナイト イーグル」は、どちらも始まってしばらくすると、火の玉が堕ちてきます。 「ミッドナイト イーグル」では、もう一度重要な場面で星が出てきますので、その伏線としても機能しており、このあたりは巧いなぁと思います。

 当サイトでは、これらのシーンに、タロットカードの「星」でタグ付けしたいと思います。
 「三国志」「北斗の拳」などなどでは、天下乱れるとき、などなど、これから起きることの兆しを表現するときに登場するのが相場。
タロットでは、何らかの「予兆」を示すカードとされているようです。
 特に「ミッドナイト イーグル」の場合は、映画冒頭に「?何だろう?」と思わせ、とりあえず火の玉の正体が判るまで観客の興味をひきつけることに成功してるのではないかと。

 ちなみに、怪作「東京原発」も冒頭、瞬く光の点が登場するシーンから始まります。(そして、映画の終わりとループするようにできています!)

*それBlenderでできるよ!?
 昔は星が登場するシーンというと、クロスフィルターで十字型の光が登場するのが常でしたが、「AVP2」「ミッドナイト イーグル」では、火の玉で登場。

 最近はBlenderのようなCGソフトも無料で配布されているため、自主制作でも、CGで火の玉が落下してくるところを作ること自体は、昔に比べれたら敷居が低くなったのではないかと思います。((昔は「個人じゃムリ!」だった表現ができるようになった、ということであって、敷居が低い=カンタンということではありません))
 
 タロットカードで光モノというと、他に「太陽」「月」などのカードも有るわけですけれども、じゃぁ、光の量が多ければ太陽を表現するシーンになるのか?というと、そのあたりは、もっといろんな映画での光の使われ方を見てみないとよくわかりません。自主制作だと、あまり大きなライト(道路工事で使うような) はムリですが。。。
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参考文献
「星」の解説は鏡リュウジ「タロット―こころの図像学」を参考にしました。他の本では、「希望」を現すカードという説明が多いようです。

タロット―こころの図像学 東京原発

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