日別アーカイブ: 1月 2, 2008

映画という名のタロット

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このblogに今後書く予定の記事について、少し前フリさせて頂きます。
*音楽にはコード進行がある。映画には?
東急ジルベスターコンサートをご覧になった方も多いかと思います。全ての楽器、パートの楽譜が書かれた”スコア”は分厚くてゴチャゴチャしてて、(少なくとも私は)見てると頭がクラクラします。

ちょうどこのシーズン、街の本屋さんには、歌本が平積みされています。流行歌(死語)の(CとかGといった)コード進行とメロディーラインのみが書かれた楽譜が掲載されており、だいたい、1ページで一曲、という体裁が多いようです。

楽譜の規模はかなり違うものの、コードをポロポロ爪弾きながらメロディーを口ずさむだけでも、知っている曲なら判るものです。大編成のバンドでも、道でギターを抱えたストリートミュージシャンが演奏していても、曲としては、同じ曲に聞こえます。
*映画のショット分析にタグ付けを使ってみる
映画の批評、分析の手法として、シーン分析、ショット分析があります。

で、ある一場面を言語化するのに、ソーシャルブックマークやblogで使われているタグ付けという手法を使ったらどうだろう?という思いつきです。

(タグ付けをご存知ないかたのための説明 : このblogでは、タイトル直下にタグが小さく表示されています。 クリックすると、同じダグが付けられた記事を表示します)

自主制作。。。に限らず、作品づくりは、時間も、予算も限られた中で行われます。ある映画のあるカットと同じタグ付けされる映像を撮ったら、まるっきり違う被写体であっても、似た印象を与えることが出来るのではないだろうか?
ギター一本の弾き語りであっても、同じ曲に聞こえるように。

予算数億~数十億の映画。。。。の中の1ショットと同じものを撮れなくても、 ”「同じ印象」” を観客に与えることが、ひょっとしたら可能なんじゃなかろうか?

そんな思いつきです。この思いつきがうまくいくかどうかは、まだ判りませんが。
*タグにはタロットカードを使ってみる
音楽にはC,G, マイナー、メジャー 7(セブンス)といったコード体系がまとめられています。映画のショットにタグ付けするには、どんな記法を使ったらいいのか。。。できるだけ、自分にも他人にも判りやすいものは。。。

ある日、思いついたのがタロットカードでした。ジョジョ好きだから、という理由。。。だけではないのですけれども。

//さまざまな絵が描かれたタロットカード。
//タロットは絵を並べて、そこから意味を読み取ります。
//映画はショット。。。すなわち、動く絵をつないで、そこに文脈を発生させます。

このblogでは、(ジョジョでも使われている)22枚の大アルカナを使って、映画の面白かったカットにタグ付けをしていきたい、と考えています。

//タロット占いは、カードを並べて行います。一枚一枚のカードの絵には意味がありますけれども、それは”文脈”によって変化します。

//映画においても、同じ映像が文脈によって変化します。クレショフ効果と呼ばれているようです。
//[[ググる:クレショフ効果 映画]]

タロットでタグ付けしやすいカットを紹介する、という逆の結果になりがち。。。という事態が予想されますが、ご容赦ください。

*「映画評論」?
。。。などというものを書くには、私は、あまり映画を見ていないので、
-気になった映画の場面をブックマーク
-タグを付ける

という程度の感覚で記事を書いていけたらいいなぁと思っております。

//この数年、某地元映画祭にサポーター(平たく言えばボランティア。ポスター貼ったりとか。)として参加した中で、映画、映像に詳しい方たちの話をお聞きする機会を得ることができました。

//そうした、いろんな方々の話をお聞きした上での思いつきであったり、会話している時、リアルタイムでは巧く言い表せなかったものが時間を経てから、自分の中で形として見えてきたり言葉になったものを、自分が理解できる範囲で書き留めていけたら、と思っております。
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