タグ別アーカイブ: Moive

マイケル・ムーア『キャピタリズム:ア・ラブ・ストーリー』上映さる

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先に一行ニュース。マイケル・ムーアの新作が公開された模様。見たい。。。
*[[『キャピタリズム:ア・ラブ・ストーリー』はキリスト教徒マイケル・ムーアの資本主義批判:http://newsweekjapan.jp/column/machiyama/2009/09/post-60.php]]
“ムーアは政治家でもアカでもなく、素朴なキリスト者なのだ

[[予告編:http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20090916]]
-[[2010年1月日本全国ロードショー:http://www.michael-moore-newfilm.jp/]]
予告編を見る限りは、いつもどおりのマイケル・ムーアの映画(^^;

まだ見てないので感想は差し控えよう……と思ったのだけれど、一点だけ
*『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
シロクマに乗った女の子でおなじみの映画『ライラの冒険』は、当初三部作の予定でしたが、今のところ、続編公開の話は聞こえてきません…… 
この作品、一見すると、ただの特撮大行進映画ですが、ムーアの映画と一緒に見ると、(『ライラの冒険』の)また違った一面が見えてくる気がします。
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スパイダーマン」のサム・ライミ監督 次回作『ドラッグ・ミー・トゥ・ヘル』 にサブプライム問題登場

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*BSジャパン「こちら経済編集長」が終了?
個人的には、[[山口義行さん:http://www.media-kiss.com/yamaguchi/]]が編集長を務める回が好きで見てたので、ちょっと残念
*[[リアルタイムに人の顔を認識する「ehci」:http://www.moongift.jp/2009/06/ehci/]]
Pythonバインディング、Windows用バイナリ、Blernder用プラグインも有るみたいなので、あとで試してみようかと。

*[[【ポッドキャスト】「スパイダーマン」のサム・ライミ監督 次回作『ドラッグ・ミー・トゥ・ヘル』:http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20090618]]

町山智浩の映画特電。 ポッドキャストを聴きましたが、、、デートムービーにはお薦めできないです~(汗
後半、ちょっとだけマジメな話。でも、この話に共感する人は、お金が儲からない気がする~。(私を含め w )

蛇足ですけれども。。。世の中、この話に共感する人も、しない人もいるから回っているのであって、、、どちらか片方しか認めない世の中だったらホラーかな、とか。生意気言ってすんません。

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さまざまなホラー映画を作ってきたサム・ライミ監督ですが、ゾンビよりも、怪人軍団よりも”一番怖いのはお金(の怨み)だった!”というオチ?

(過去には「シンプjルプラン」なんていう、偶然手に入れてしまった犯罪絡みのお金に目がくらんだ人間の恐ろしさを描いた作品もありましたけれども。)
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あとで、もうちょっと書くかも
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『犬と私の10の約束』

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ようやく見てきました。

-[[『犬と私の10の約束』公式サイト:http://www.inu10.jp/]]

これから飼うひとには、その前に必ず見て頂きたい映画(力説)
(以下 敬称略&極私的な感想をだらだらとメモ。)

個人的にはスルーしようかと思っていたのですが。。。見終わって涙腺うるうる(スルーしようと思った理由のひとつ)((以前犬飼ってた頃のことを思い出したりしました))

子供時代を演じた福田真由子が 「がんばっていきまっしょい」に出てたころの田中麗奈のイメージそっくりで驚きました。ホントにびっくり。

個人的に難点だと思ったのがヒロインの髪型。
田中麗奈のチャームポイントは眉毛なんだから、それを完全に隠すのは。。。子供っぽい感じにするための役作りかもしれませんけれども。
(大人っぽさを出したいシーンは、少しだけ眉毛が見えてるから意図的かな?)

前髪のニュアンスも大切ですが(ある程度は、おでこが隠れてるほうがいい感じだと思うし)。。。眉毛が見えてないと、犬のソックスが急にじゃれ付いて来て驚いたときの表情、ちょっと困ったときの表情、眉をひそめる表情、などなどが判りにくくなってるかな、とか。

*見所はギター演奏シーン
見所は加瀬がギターを弾いているシーン。雰囲気あります
演奏をするたびに、田中麗奈演じるヒロインとの距離が縮まっていい感じに。

加瀬亮 インタビュー記事。
映画を見るまえに読んじゃダメ

-[[MovieWalker:http://www.walkerplus.com/movie/report/report5917.html]]
-[[USIDE:http://www.u-side.jp/ent/40/p2.html]]

タグ【魔術師】 ->【恋人達】
(このタグの並びについては、[[先日のエントリー:http://boxheadroom.com/2008/03/16/sample080316#content_Object_6]])

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*群れ遊び
パーティーのシーンは映画につきものですが、この映画で面白いのが、犬のソックスがあっちむいてホイするところ。
大人になったヒロイン。そして、近所のひと、犬たちとあっちむいてホイの勝ち抜きをします。
老若男女、そして犬が名前の要らないゲームによって群れ遊びする不思議な場面。

この場面は、どのカードでタグづけしましょう?
-恋人達
-魔術師 

バカをやって遊ぶ、という文脈から、愚者も相応しい気がします。犬も描かれてますしね

-[[タロット 愚者 (ウィキペディア):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9A%E8%80%85]]

(特にハリウッド映画だとパーティー -> おバカは お約束ですしね)

*タロットカードと犬
タロット(マルセイユ版、ウェイト版)で犬が登場するカードは、今確認したら、愚者と月。
もっと多いような気もしましたけれども、意外に少ない?
でも、猫は出てこないから。。。デザインした人が犬好きだったか。。。
それとも、星座と同じく、『猫が普及する前に、ある程度 成立したから』という理由なのか?
(天文関係の本で読んだ記憶があるのですけれども、よく憶えてません。機会があったら調べます)

“歴史上辿れる限りでは、15世紀前半の北イタリアで製作されたのが始まりと思われる。
[[タロット (ウィキペディア):http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88]]

確認したら、かなり古い部類のカード、ビスコンティ・スフォルザ(Visconti Sforza )版には一匹も犬が描かれてませんでした。(愚者、月にも)

でも、マルセイユ版はVS版とかなり絵柄が違うので、別のデザインを下敷きにしてるのかもしれませんが。。。
(ジョジョだとバステト神のスタンド(マライア)が頭が猫の神様のカードだった気がします(未確認)。。。ですが、近年では 「タロット エジプト起源説」は否定されつつある模様。)

。。。やっぱ、デザインした人が犬好きだったのかしらん?
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蓮實重彦、大塚英志。。。『映画とタロット』開始のきっかけについてお話しします

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『映画とタロット』に関わる記事をいきなり見ると、単にこじつけして当てはめているだけのように見えますので、不愉快に思われるかたもいらっしゃるかもしれません。

本日は、この一連の文章を書き始めた背景、そもそものきっかけについて、書いてみたいとおもいます。

*始まりは大塚 英志
そもそもの始まりは、大塚 英志氏によるこちらの2冊の本。

-[[『物語の体操―みるみる小説が書ける6つのレッスン』:http://boxheadroom.com/2005/11/07/gym_story_telling]]
-[[『キャラクター小説の作り方』 講談社現代新書:http://boxheadroom.com/2005/10/22/char_novel]]

タロットカード(もしくは代用物)を並べ、それを『読む』ことによって、小説のプロットをつくる、というレッスンが掲載されています。。

つまり、架空の人物の運勢を占うこと=プロットをつくる、という発想を知りました。
この段階では、「でも、むずかしいなー」というところで終わってしまいましたが。
*シナリオ作成支援ソフト『Dramatica』
その後、ハリウッドには、シナリオ作成のための支援ソフトがあるらしいと知ります。
そして、そのソフトでも、タロットカードが使われているらしい、とも

-[[「Dramatica」販売元:http://www.dramatica.com/]]

[[2chの関連スレ【ストーリー製作】Dramatica【支援ソフト】:http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1041226102/10-20]]
“13 :1:03/01/02 12:11
でも、タロットカートでプロットを作るという方法は
「Dramatica」でも勿論組み込まれていて、
(以下略)

ただ、具体的な使用例は判りませんでした。

*蓮實重彦 『映画  誘惑のエクリチュール』
映画に詳しい知人から蓮實氏の名前を聞いたことがきっかけで図書館で借りて何冊か読んでみることに。
-[[蓮實重彦:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%93%AE%E5%AF%A6%E9%87%8D%E5%BD%A6]]

評論として書かれたものについては、文系的基礎教養が足りないのでお手上げなのですけれども、一般の人を対象にした講演のテープ起こしは、なんとか読むことができました。((小津安二郎についてはまたいずれ……))

『映画  誘惑のエクリチュール』、こちらは評論本のほうでして、まったくわからなかったのですが、『地獄の黙示録』についての、こちらの文章が目にとまりました

“こうした主題論的な構造にとって、キルゴアの気まぐれな攻撃命令は、一つの逸脱にほかならない。巡回低はその遡行機能を一時的に奪われ、ヘリコプターで宙に吊るされる。物語からいっても、主題からしても、この作戦は不必要な迂回であり宙吊りなのである。事実、ウィラード大尉はあからさまな傍観者の地位に追いやられ、その話者としてのナレーションさえ放棄せざるをえない。
 
「浮上と滑走」
蓮實重彦 『映画  誘惑のエクリチュール』

ぶら下げられて身動きが取れない状態を表現するために、ぶら下げられて身動きがとれない状態にしている、という理解でいいのかしらん?((モンタージュの定義?))
この文章を読んだ瞬間、ふと頭に浮かんだのが、『吊られた男』のカードのイメージ。

その瞬間、逆転の発想が生まれました。
つまり、タロットを使ってプロット作成が行えるなら、”ソーシャル・ブックマークのように、映画の場面をタロットカードというタグを使って分類”することも可能なんじゃなかろうか?

(それによって、製作者の思考プロセスに近づくことが出来るのではなかろうか?)
*蓮實重彦は『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』を予言していた?
こんな文章もありました。

“『レイダース・失われた聖櫃』の最大の弱点は、見ているものに、その上映中から、いま見つつある画面に何が欠けているかをそのつど意識させてしまうという脚本と人物設定のまずさなのであり、たとえばこれをもっと面白くするためには、まず、主人公を誘惑する悪い女が絶対に必要だし、すべてを心得ているが自分には肉体的な若さが欠けているので協力しつつも遠くから見まもるほかはないという老人もまた絶対に必要なのであって、
 
「スピルバーグは『レイダース・失われた聖櫃』を
明らかに手抜きを承知で撮りあげてしまった」
蓮實重彦 『映画狂人シネマの煽動装置』

まさに、『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』そのもの。((蓮實先生すげぇ!& ショーン・コネリーかっこいいですよね))
……製作陣も、この本を読んだのかもしれませんけれども。

仮に、この欠けていた(追加された)登場人物たちを「悪魔」 「隠者」のカードでタグ付けします。
*ひと味足りない……何を足そう?
料理でも「ひと味たりない」って状態が起きるときがあります。しかし、困るのは”『何を足したらいいのかわからない』”こと。 調味料は、すごく多くの種類があります。

例えば、蓮實氏のような頭があれば、過去に存在した映画作品ですとか、いろいろな理論的なものに立脚して、これが足りない、というものを挙げることができます。

しかし、そんな頭を持っていない、けれど、(たとえば、何らかのいきがかりで) 映像を作らなきゃいけない必要性に迫られたとき、どうすれば……

上記、インディ・ジョーンズについての文章を読んだときにひらめきました。
つまり、登場人物たちについても、タロットでタグ付けしてやれば、人物の役割の過不足を防ぐことができるかもしれない。
同じタグ付けされる人物は重複しているのだから整理し、ひと味たりない時には……まだ使ってないカードを順番に当てはめてみればよい。 大アルカナ22枚+小アルカナのスート4枚。 ブルートフォースで総当りしても、その手間はたかが知れています。
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……以上が、『映画とタロット』というシリーズを書き始めたそもそものきっかけであります。
他にも、この方法論は映像制作の効率を26倍する方法論として応用がきくのではないか……と考えています。
(それについても、順次、記事にしていければ、と思っています。)

……その前に、既存の作品(特に新作)を見て、感想を書く、というトレーニングの場としてこのblogを使っていけたら。
ついでに、存在するであろう、『いろんなひとの劇場公開中の新作の感想を知りたい』というニーズにお応えしていければ、と思っています。

-[[最近見た映画の感想:http://boxheadroom.com/movie_and_tarot]]

*参考図書
[[http://ecx.images-amazon.com/images/I/21BY6K976HL.jpg:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309265197/tamac-22/ref=nosim/]][[http://images-jp.amazon.com/images/G/09/icons/books/comingsoon_books.gif:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480025022/tamac-22/ref=nosim/]]

[[映画狂人 シネマの煽動装置:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309265197/tamac-22/ref=nosim/]]
[[映画 誘惑のエクリチュール (ちくま文庫):http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480025022/tamac-22/ref=nosim/]]
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「鉄腕アトム」とネット検索が終わらせたもの

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こんなイベントをやってたんですねー
*[[スタジオパーク 「オープン・ポストで第2の鉄腕アトム?」:http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/200/5808.html]]
-http://www.openpost.jp/

2008年3月中旬まで。

via [[手塚治虫の「全作品」が合法的に二次利用可能という画期的試みもスルーされまくりという日本の悲劇:http://www.virtual-pop.com/tearoom/archives/000189.html]]

*[[やわらかアトム:http://www.openpost.jp/works/view/33]]
っていったい何なんだろう?と悩んでたら、こういうことだったのね。

Flashだと巧いひとに太刀打ちできないからPythonで何かできないかしらん(私にはムリ)

*[[MSがYahoo!を買収へ:http://news.google.com/news?ie=UTF-8&oe=utf-8&ncl=1107224770&hl=ja]]
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*検索エンジンはかせ、○○って何ですか?
検索エンジンとアトム、この二つの取り合わせについて、以前から考えていたことをメモ。

鉄腕アトムに限らず、ロボットもののSFにありがちなセリフ

“ロボット「博士、これは何ですか?」
    「○○ってどういう意味ですか?」

人間の子供のように、突拍子も無い質問をして大人たちを戸惑わせるアトム。

検索エンジンの登場は、こんなセリフをリアリティが無いものに変えてしまったのではないでしょうか?

多分、将来、アトムほどの知能を持ったロボットが登場する日が来るとすれば。。。無線でネットにつながっていて、自分でわからないこと=頭の中のデータベースに見当たらないことは、ネット検索するように設計されるはずです。

。。。もしくは、「○○って何ですか?」は、ロボットにとっては、テレビで司会者がコメンテータに話を振るときのような文脈で(つまり、○○を知らない、ということではなく、そのことについて話をしてくれ、という意味合いで)使われるのかも。

 現状は言葉による検索ですが、将来は、画像認識技術も進むだろうから、カメラに映るものでありさえすれば検索できるようになるでしょう。多分。

現代ですら、携帯電話に顔認識が搭載されていますし。

 実のところ、大昔に神林長平の小説「敵は海賊」を読んだときには、「全てのコンピューターがネットでつながる日がくるのかしらん?」と懐疑的だったのですけれども、まさか自分が毎日、何度と無く検索エンジンを使うようになるとは思ってもみませんでした。

*データ不足です
さて、検索エンジンが当たり前になった時代、

“ロボット「博士、あれは何ですか?」

に代わる描写として、フィクションの世界では、どんなシーンが登場するようになるのでしょうか?

たとえば、検索キーワードによっては
「検索しても判らない言葉」
というものも(多分、将来においても)存在する、はず。
何でも検索すれば判ると思っていたロボットが、しかし、そうでは無いと知ったとき。どんな気持ちなんだろう?

*アトムか、ボーグか
ネットでつながったロボット、といえば、真っ先に頭に浮かぶのはスタートレックのボーグ。
ネットでつながった未来のロボットたちに個人的な気持ちは無いのか?それとも、やはりアトムのような個人しての心を持ったロボットが望まれるのか?

上記の手塚治虫関連のニュースを見て、ふと、そんなことを考えたりします。。。
*手塚治虫 『アトムキャット』
[[http://ecx.images-amazon.com/images/I/31PQCADRTTL.jpg:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4061759094/tamac-22/ref=nosim/]][[http://ecx.images-amazon.com/images/I/216FGS4XVJL.jpg:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4253065023/tamac-22/ref=nosim/]]
有る意味、手塚治虫本人による、鉄腕アトムの二次創作作品。
アニメ化されないかなー

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