タグ別アーカイブ: Judgement

「WALL・E/ウォーリー」

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-[[WALL・E/ウォーリー公式サイト:http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/]]

久しぶりに映画。一連のピクサー/ディズニーのCGアニメは、それほど好き、ってわけでもないのですが、開演時間の関係もあってWALL・Eを見ることに。

途中、何度も”もうちょっとで泣きそう”だった、なんてバレたら、映画好きな知り合いにエンガチョされるかも。
*21世紀のサイレント映画
この映画、当然、音は有りますけれども、セリフは数えるほどしかありません。
それでも物語が観ている側に伝わってきてしまうのが不思議。

今年の邦画は、テレビ局とのタイアップ作品が多かったせいもあり”すっげぇセリフが多い”なぁ、という印象だったので、映像で語る「ウォーリー」が、逆に新鮮でした。

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容疑者Xの献身

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*映画「容疑者Xの献身」
なぜか見てきました。(ひそかに「ガリレオ」好き)客席は、かなりの混雑でした。
悪口は言われながらも、テレビドラマの映画化は強いですね(汗
(原作小説もベストセラーですし)

-[[容疑者Xの献身(映画公式):http://yougisha-x.com/]]
-[[容疑者Xの献身 -Wikipedia:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%B9%E7%96%91%E8%80%85X%E3%81%AE%E7%8C%AE%E8%BA%AB]]

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『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』

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「ローレライ」「日本沈没」の樋口真嗣監督ということで、特撮はスゴイだろうけど、脚本はどうなんだろう?とビクビクしながら観にいってきましたが。。。
意外にもテンポが速く、キレのいい展開に、良い意味で「裏切られ」ました!
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『クローバーフィールド HAKAISHA』

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最終更新2008-04-05 18:50

珍しい映画を見せてもらいました。第一に、FPSゲームのように、POVショット(一人称視点)のみ、ってだけでも珍しい。

-[[映画公式サイト:http://www.04-05.jp/]]

プロデューサーがドラマ「LOST」のJJ・エイブラムスってことで、もっと投げっぱなしな終わりかと思ったら、2時間の映画として、風呂敷がきれいに畳まれてました。

ただ、手持ちカメラで、思いっきり手ブレしてるので、ふだん乗り物酔い、ゲームで3D酔いする人は気をつけたほうがいいかも、です。

*フェイク・ドキュメンタリー
“副社長に昇進、日本に転勤することになったロブ (マイケル・スタール=デヴィッド)のため送別会を開く兄(マイク・ヴォーゲル)たち。親友のハッド(T・J・ミラー)はビデオメッセージの録画を頼まれる。しかし、パーティーの最中に停電、そして爆音が。。。

この映画は、その映画中の登場人物が手にしたビデオカメラで撮影した映像、として映写されます。
フェイク・ドキュメンタリーで思い起こすのは

-「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(超有名なのですが、まだ見てません。。。恥ずかしい)
-ウディ・アレン「泥棒野郎」(面白いです)

上記2作が、「魔女をさがしに」わざわざ森の中にカメラを持って入ったり、「ウディ・アレン演じる架空の犯罪者の伝記」として撮られているのに対し、「クローバー・フィールド」は 『偶発的に』レンズに映った映像として撮られている、ということ。 じゃぁ、時系列に映ってるだけかというと。。。。(ネタばれになるので書けませんが!)そのあたりの編集もうまいなぁ、と。

[[衝撃のパニック映画『クローバーフィールド』は邦画『誰も知らない』からヒント:http://cinematoday.jp/page/N0013408]]
“本作のドキュメンタリー風の演出スタイルについてマット監督は、是枝裕和監督の映画『誰も知らない』の手法からも影響を受けたと教えてくれた。

お゛ー
*「モヤモヤさまぁ~ず2」 にあって、「クローバーフィールド」に無いもの
[[先日書いた「モヤモヤさまぁ~ず2」の記事:http://boxheadroom.com/2008/04/02/moya2]]で触れるつもり、と書いてたのはこの「クローバーフィールド」。両者の大きな違いは「社会」、ではないでしょうか?
「モヤモヤさまぁ~ず2」はフィクションと違い、カメラを街中で回していると、いやおうなく社会のいろんなものが意図する、せざるに関わらず映ってしまいます。

「クローバーフィールド」は、友達、家族が連れ立って逃げ惑う場面がカメラに映りますけれども、そこからの人間関係の広がりが薄い。
ハリウッド映画は、舞台背景となる社会がしっかり描かれることが多いので少し意外だったかも。
その分、その限られた登場人物間の関係性がしっかり描かれてるので、そこは面白いです。
*トム・クルーズにカメラを持たせろ
 一番似ている映画は、トム・クルーズ主演スピルバーグ版「宇宙戦争」かもしれません。
あの映画も、トム・クルーズとダコタ・ファニングが出ずっぱりでした。
それによって、博士役による説明や、政治家の決断、みたいなベタなシーンを排除することに成功しています。たしかに面白い演出ですが、なんだか、少し違和感がありました。
 「クローバーフィールド」は登場人物自身にカメラを持たせることによって、その違和感が解消されています。

「偶然に」撮られたフィルムだから、撮影者=登場人物たちと観客は同じように驚くことができ、説明をする必要も無い。

*自由の女神の首
起きる出来事が淡々と記録されていくこの映画にあって、特に映画的なのが、予告編などでもおなじみ「自由の女神の首」。

-壊れる建造物としての「塔」
-自由の女神=自由の象徴の「死」
-西洋絵画のアトリビュートとしては、斬首には「審判」の意味合いもあるのだとか

もうひとつ、階段をのぼるシーン。これは何でタグ付けしたらいいのか。。。未分類ということで。
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以下 関連記事のリンク&若干ネタばれ。
まだ見てない人は”見ちゃダメ!”

(私は読んでから見たのでちょっと後悔)
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