「銀幕版 スシ王子!」

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何も考えなくていい、ばかばかしい映画が見たくなったので、見てまいりました。

-[[映画公式サイト:http://www.sushi-movie.com/]]
-[[テレビドラマ公式サイト:http://www.tv-asahi.co.jp/sushi-oji/]]

感想は書かなくてもいいかな。。。とその時は思ったのですが(理由は、お察しください。。。)一日たって、ふと思ったことがあるのでメモ。

以下、超ネタバレ注意
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*「飽食の時代」から「安心安全」へ?
従来、料理対決モノといえば、適役が保守本流の料理人(または評論家)。対して、主人公側が、変り種の料理を出してくる、というものも多かったかと思います。
(直近だと、[[「焼きたて!!ジャぱん 」>ググる:焼きたて!!ジャぱん]])

今回のスシ王子、敵のほうがエンターテイメントを追及した。。。いわゆる「ニセジャポ」的な寿司。
(日本料理っぽい形をしてるけど日本料理じゃない。)
対して、スシ王子は、極普通の握り寿司。

考えてみると、観客である自分自身も変わったものを食べたい、という欲望も有るけれども、、、それ以上に、安心して食べられるものを食べたい、という気持ちが強くて、ついつい買い物する時もパッケージの裏側をチェックしちゃうわけで。

さらには、スシ王子、自分で米から作って、寿司を握る、という。。。
まぁ、宮本武蔵とか、昔から有りがちな描写ではありますけれども。
(北大路欣也さんも出てますし)
「変わったものが食いたい」よりも、むしろ安心安全を求める時代の空気が。
さらに「ニセジャポ」の氾濫によって、逆にホンモノを求める気持ちが強くなっていることが反映されている……のかもしれません。
(意図してか、意図せずしてかはよくわかりませんけれども)

でも、……これは、私の勝手な思い込みなのですが、『小説ではなく、映画なんだから、映像として派手なほうに勝ってほしい』と思ってしまう気持ちもあるわけで。

「もしも自分だったら、そんな『地味に普通に美味しいものが勝つ映画』を作るとしたら、どうしたらいいんだろう?」
と考え始めると、よく判らなくなって、少し悩ましかったりします。

なんで、こんな何も考えなくていいはずの映画で悩まなきゃいけないんだろう~っていう(汗
*エンターテイメントから○○へ?
従来、映画、テレビ、ゲームなどなどは娯楽産業だったわけですけれども。
気が付くとニンテンドーDSのヒット作は「脳トレ」や「えいごづけ」だったり、「スシ王子!」ですら、上記の状況なわけで。
よくよく考えてみると、一番印象に残ってるテレビ番組ってのは、自分にとってはむしろ「パソコンサンデー」とか「ボブの絵画教室」だったりして。
(このへんは人にもよると思いますけれども)

意外に、時代は、いわゆる純然たるエンターテイメントから、もうちょっとシフトしてきているのかも、なんて思ったりするのですが、具体的に、じゃぁ自分とどう関係あるんだろう?って思うと。。。どうなんやろ?

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