月別アーカイブ: 2011年2月

RINEXファイルのAPPROX POSITION XYZをプロットしてみた

<<少し追記しました>>

GPS機器では、データの取り回しのため、RINEX形式という規格があります。
位置を計測するために必要な数値がテキスト形式で書かれたもの。
それなりにファイルサイズが大きくなるのですが、ファイル先頭部には、ざっくりとした値(APPROX POSITION XYZ)が記録されています。
この値が、どのぐらいの精度なのか、どんな性質なのかがよくわからなかったので、ためしにグラフを描いてみることにしました。

といっても、GPS機器を持ってないので、例によってGEONETからRINEXファイルをダウンロードしました。

せっかくなので、霧島 新燃岳を囲むように設置された三点の間の距離の変化をグラフにしてみることに。
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地磁気 2011-02-12 04:00

<<追記>>
その後調べてみたところ、ロシア北極圏の観測地点 (DIK TIK など)に、同時刻乱れが見られますので、局地の磁気の乱れ由来かもしれません。
(オーロラとか?)

2011-02-11
地磁気速報値一日プロット
(World Data Center for Geomagnetism, Kyoto)

DIK TIK に大きな乱れ。 KAKが柿岡(茨城)

太陽風は、今日未明、12日3時(世界時11日18時)から速度が上がり、
それまでの360km/秒の低速風から、430km/秒と若干高めの速度に変わっています。

宇宙天気ニュース 2011/ 2/12 12:54

地震ではなく、太陽由来だったみたいですねー

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今日、ちょっと変わった地磁気の乱れがあったのでメモ。

柿岡地磁気観測所にて2011-02-12 午前4時ごろ ちょっと大きめの磁気の乱れ
女満別出張所 鹿屋出張所でも同様の波形が現れています。
(グラフは世界標準時なので、2011-01-11 19:00(UTC) ごろになります)

人工衛星による地磁気の観測でも、同時刻ごろ波形が乱れてます。
ETS8 MAMリアルタイム観測データ

そして、一時間後 チリ中部沿岸にてM7級の地震
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コロナホールと電離層

 電離層の電子数が日の出とともに急激に増えてるから何ごとかと思ったらコロナホールの影響、らしいです。
 普段は真っ青な図がまっかっかに。陽が傾くとともにおちつきます。赤は電離層の電子数が多いことを示しています
 
NICT Realtime TEC map

「宇宙天気ニュース」に詳しい説明
http://swnews.jp/
あとで個別記事にリンク張替える予定です
コロナホールの説明は下に。
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