立体視と速読(フォトリーディング)の関係は?

 あけましておめでとうございますー(遅

 さて、昨年は3Dテレビ/映画ブーム。。。が来るかと思ったのですが、それほどでもなかったようです。 
 久々の更新は、そんな立体映像と速読、とくにフォトリーディングには、意外な関係が有るのでは?という記事です。

 と、その前に。

 今年はサイトの模様替えを考えていますので、ひょっとすると、blogの記事が大幅に無くなる場合もあるかもです。必要なかたはダウンロードなり、魚拓とるなりお願いいたしますー

 以下は、立体映像に関する、個人的な思いつきです。

1/60秒の暗闇

 現在、立体映像で主に使われるのが、液晶シャッター方式。
 ◎ 右目用の映像を表示しているときは、右のレンズだけ透明になり、左のレンズは黒く

 ◎ 左目用の映像のときは、その逆

 これを、一秒間に 60回ずつ行っています。
 ですが、考えてみると、ちょっと不思議です。
 
 人間は 左右の眼の映像を比較、統合して、立体的に認識します。

  でも、液晶シャッター方式の場合、1/60秒ごとに区切って考えると、片方の目には映像が映っていますが、反対の目には レンズの黒しか見えていません。
  現在は毎秒60回切り替える方式ですけど、その昔販売されていた製品では、毎秒30回の切り替えでも立体的に見えました。

◎ 立体視するには両方の眼に映像が見えている必要があるのに、
◎瞬間を切り取ると、片方の眼にしか映像は見えていません。 
◎なのに 立体的に見える

これは不思議、、、、と思うのは私だけ、かもですけれども。

残像 ~ 1/30秒の記憶

ここで、ひとつの仮説を導入します。

◎ 人間は、眼に届いた映像を、1/30秒程度は、そっくりそのまま、記憶しておくことができる。

その記憶した映像同士を照らし合わせて、立体的に認識している、と考えてみると、つじつまが合う気が、、、あくまでも思いつきですけれども。

 別の言い方をすれば、『残像』。眼の前で手を素早く動かすと残像が見えますし、 素早くペンを振ると曲がって見えたりします。
 それが、網膜の細胞の興奮状態の持続時間によるものか、脳の視床下部の神経細胞の都合なのかは、ちょっと調べてみないとわかりませんけれども。

マンガの神様 と フォトリーディング

 さて、ここで、同じ問題を(私同様に)絵の不得意な方に質問です。
 ◎何がしかの写真をじっくり観察します。
 ◎次に、写真を伏せ、絵で再現します

 私などは、こういうのが苦手で、さっぱり写真の内容を覚えていなかったりするのですけれども、、、、

 その昔読んだ マンガの神様 手塚治虫さんの「マンガの描き方」的な本には 『パっと瞬間的に見た映像を写真のようにアタマの中で再現できるように訓練しなさい』 と書かれていて、「こりゃ自分にはムリだ」 と思ったのを思い出します

 さて、前段で、1/30秒程度は映像を記憶できる、残像が見えると書きました。

 手塚さんのように、見た映像を写真的に記憶できる人もいます。 

 これで思い出すのが 速読の中でも特に、フォトリーディングと呼ばれるもの。 本のページを写真みたいに憶えちゃう、という人も居るようです。

ボールが止まって見える

 この逆に、スポーツ選手のように、残像を減らし、瞬間を切り取って 「ボールが止まって見える」 ような動体視力は訓練次第で伸ばせることが知られています。
 あと、フラッシュ暗算なんてのもありますけれども。

ここで、第2の仮説

◎眼に届いた映像の記憶を保持する時間は、生まれつき、または訓練次第で大幅に伸ばしたり、長期記憶に変換することが出来るかもしれない

 あくまで、私の願望ですが。

以上で、私の思いつきメモはおしまいです。
 
 最後に、 『立体視+速読』 で検索してみると、 裸眼立体視のときと速読のときの目の使い方が似てる、と書いているかたが若干いらっしゃるようです。

 残念ながら、googleスカラーでは立体視と速読、映像記憶を関連付けた論文は見つかりませんでしたが、脳科学は比較的新しい学問ですし、 今後の研究が期待されるところです 

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