ドキュメンタリー映画 「キング・コーン」

アメリカの超巨大規模トウモロコシ栽培の姿を描いたドキュメンタリー映画(のDVD)。 タイトルは もちろん、あの映画からのいただき、かと。

  製作者たちは、自分たちでもトウモロコシを栽培にチャレンジしてます。

キングコーン

アメリカにおいても、トウモロコシ栽培の収益はトントンか赤字であり、ペイしていないため、 常に赤字を補助金で埋めていることがうかがえます。
 
 で、収益をあげようと思うと、補助金を増やすために規模拡大しなきゃならない。
 どんどん、一軒の規模が大きくなると、 ほかの農家さんは、家財をガレージセールで売り払い、どんどん町を出て行き、それに伴い、過疎が進んでいく。

なぜ、このような政策(というか、ビジネスモデル)になったのか、大量に作られるコーンの使い道も考えなきゃならない。 その行き先は、、、そして、 最後には コンビニやハンバーガーショップの話題にも。

ドキュメンタリーではここまでが描かれていました。

その後を考えるに、、、、アメリカの風物詩といえば、昔は、 田舎町でも「カボチャ祭り」などなどの風景がハリウッド映画にも登場しましたけれども、、、地平線まで広かる畑の中に家が一軒だけ、というのでは、そういうアメリカ農村文化も、どんどん消えていくかもわかりませんね。

 よく、テレビで 「政治家は これからの日本の姿を示せ」 みたいな話が出ますけれども、 どっちの政党が政権をとったにせよ、農業大規模化へと推進されるでしょうし、そうなれば、日本の農村も、こんな感じになるのかもしれない。

 そう思ってみると面白かったです。(ホラー映画的な意味で)

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