『過ちて改めざる 是を過ちという』 または 「国家戦略局」と「遺伝的アルゴリズム」について

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国家戦略局って、 英語略字だと NSAになるのかしらん?だったらヤダなあ(汗
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それはさておき。NHK SPにメールを送ったけど、紹介されなかったので自分のblogで。

「国家戦略局」 構想の良い点は

-責任の所在がハッキリする
-政策の成功、失敗が判る
-それによって、失策は淘汰され、成功した政策が残る

だと思います。
*「ヘマしたら終わり」  だが、そこが良い
-[[「国家戦略局」は信頼できない政治家がヘマしたら終わり(切込隊長):http://kirik.tea-nifty.com/diary/2009/09/post-27d2.html]]
-[[マニフェスト総括「政と官」…民主・次官会議廃止(読売):http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news2/20090825-OYT1T00058.htm]]

こちらの記事を読んで、上のフレーズが浮かんだのでメモ。
*過(あやま)ちて改めざる是(これ)を過ちという

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日本は800兆円の国債=借金が積みあがっています。
これは、かなりの大失策なわけですが、(中央省庁が予算を組み、国会の議決を経なければ、赤字国債を発行することは出来ないのに) 誰も責任をとりません。

この数年だけでも事故米、薬害事件、消えた年金などなど、様々な問題が明らかとなりました。
これらは、どちらかというと、ミスですけれども。

失策を大雑把に分類するに

-政策自体が間違っていた (前提などの間違い、データ不足による間違い)
-ドグマとしては正しくても時代にマッチしていなかった (早すぎ 遅すぎ)
-言ったことと、やったことが違った
ex) 小泉政権当初から 「セーフティネットの構築が必要」 と、政府自身によって言われていた、、、が、実際には、稼ぎ頭としての大企業の優遇策が優先され、セーフティネット整備は後回しになった。 

失策、不祥事の中には、ミスもありますけれども、 根本的な政策の方向性失敗、ということもあります。
人間のすることですから、失敗が一つもないほうがおかしいので 失敗すること自体はしょうがない。
問題は、失敗しても、それを認めないこと。 子曰く

“過ちては則(すなわ)ち改むるに憚(はばか)ること勿(なか)れ
 
論語(学而)
過ちを犯してしまったら、ためらわずにすぐ悔い改めよ。
[[Yahoo辞書:http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E3%81%82%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%81%A6%E3%81%AF%E3%81%99%E3%81%AA%E3%82%8F%E3%81%A1%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%9F%E3%82%80%E3%82%8B%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%81%B0%E3%81%8B%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%82%8C&dtype=0&stype=1&dname=0ss]]

“過(あやま)ちて改めざる是(これ)を過ちという
 
《「論語」衛霊公から》過ちはだれでも犯すが、本当の過ちは、過ちと知っていながら悔い改めないことである。
[[Yahoo辞書:http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E3%81%82%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%81%A6%E3%81%82%E3%82%89%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%96%E3%82%8B%E3%81%93%E3%82%8C%E3%82%92%E3%81%82%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86&enc=UTF-8&stype=1&dtype=0&dname=0na]]

官僚主導ですと、責任の所在がハッキリせず、そもそも、失敗したということ自体を認めることがありません。
個々の官僚のかたたちが無責任だというのではなく、 ”しくみとして責任の所在が曖昧”になるように出来ています。
だから、政策転換が起きにくい。。。というか、どうしても外圧によるものになりがちで、自分たちで政策転換できない。 
(「動いている水車を修理するな」 という言い方がありますけれども、そもそも失敗を認めなければ、修理することもない)

しかし、実態として、800兆円の借金が積みあがったのだから、何らかの失敗が起きているのは明白なわけです。
*人間には、人生を失敗する権利がある  (アメリ)
失敗しない人間は居ません。失敗を認めないことこそが失敗なのです。
(うぅ、、、自分自身にも突き刺さる言葉です。。。)

また、「確率的に成功するけど、失敗することもある」 こともあります。
それにチャレンジすることが 「リスク・テイク」 なわけです。
逆に、リスクテイクしないリスク、というものも存在しますが、失敗をゆるさない風土であると、リスクテイクできないことによって問題が先送りとなり、ますます。。。(ややこしや)

政治家による「国家戦略局」中心の政策立案に変えるより、失敗した場合には、選挙などによって評価が下ります。 (これには、時代にマッチしなかった、 世界的な情勢にマッチしなかった策も含まれます)
成功し、国民に支持された政策は、政権が交代したとしても継続されるでしょう。

-失敗策、時代に合わない政策が淘汰される
-成功策が 成功体験として残る

これを繰り返すことにより、より良い政策が実行されるようになると期待されます。
(アメリカだって、レーガノミクスをやる前に成功するかどうかなんか判らなかったわけで。)

逆に言えば、 思い切った政策をとっても、政治家が責任をとってくれる、という、”マジメな官僚の人にとっては、かなり美味しいシステム”かと思いますので、ぜひ、長期的に定着くして頂きたいものです。
( これまではリスクテイク自体が 許されなかった部分がある。 )
*「国家戦略局」と「遺伝プログラミング」について
これと似た仕組みを利用したプログラミングが 「遺伝的アルゴリズム」 

こちらの記事が判りやすいです
-[[がんばれ森川くんの遺伝子くん( ほぼ日刊イトイ新聞 ):http://www.1101.com/morikawa/index_AI.html]]
–[[マッチ箱で作るGA その1:http://www.1101.com/morikawa/2001-04-10.html]]
–[[その2:http://www.1101.com/morikawa/2001-04-12.html]]
–[[その3:http://www.1101.com/morikawa/2001-04-22.html]]
-[[ググる:遺伝的アルゴリズム GA]]

何かサンプルゲームを作ろうかと思ったのだけど、ちょっと時間が無いので、また今度

 (RPG的な 「攻撃力」 「防御力」 「すばやさ」 「運」 を、GAで決定して、モンスターのリーグ戦をするゲーム (文字だけ) とか。。。蟲毒みたいだな(汗)
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