フレーム問題×社会派×セカイ系

創作における世界設定と、フレーム問題の類似性ついてメモ。

かいつまんで書くと、社会派だから偉い、偉いテーマを扱っているから偉い映画だ、というふうには思うのは、「映画としては」違う気がする(スンマセン)。でも、社会派であることによってリアリティが増す(=ホントらしいウソがつける)よね?という話です。

「フレーム問題」とは

フレームとは額縁のこと

"人工知能における重要な難問の一つで、有限の情報処理能力しかないロボットには、現実に起こりうる問題全てに対処することができないことを示すものである。
 
ウィキペディア フレーム問題

(特定の局面で)なぜ人は人工知能化するのか – pikarrr のブログ

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生物はどのように、フレーム問題を回避するのか?

"そこで、昆虫からヒントを得たっていうサブサンプションという考えが出てきたんですよね。昆虫の小さい体にそんなに知識が持てるわけがないですけど、結果としてはちゃんと対応している。
 
バンダイロボット研究所 人工知能の基礎の基礎

ほかに遺伝的アルゴリズムなどの説明。

実は、人間が自由意志だと思っているモノは、自らの行動に後付で合理的説明を加えているだけだ、という考え方もあるようです。

"研究では被験者が自分の意思を意識する前に、どちらの手でボタンを押すかはすでに意識下で決断が下されている、としています。
 
脳活動を測定すると、意思決定を下す7秒前にその決断を予測できる?

"Libet は、被験者の脳の活動が、意識的に動作を決定するおおよそ1/3秒前に開始したことを発見した。
 
自由意志 ~脳科学(ウィキペディア)

笑うから面白い?面白いから笑う?

"以前、飛行機の機内放送でたまたま聞いた落語で、桂枝雀さん(故人)が言っていた。「落語家が何か面白いことを言ったら笑ってやろうというのは間違った態度ですよ。面白いから笑うんじゃなくて、アハハと笑っているうちに何だか知らず面白くなってくる。そういうようなものなんですよ」。
 
マネックス 松本 大氏

SF的な解決方法 

ノイマン型コンピューター的 (チューリングマシン的)に考えるからフレーム問題が起きるのであって、量子コンピューターなら、かなりフレームを大きくとっても大丈夫なんじゃない?とか。

ペンローズは脳みそは 量子効果によって考えている、という本を出してますが、他の学者さんたちは否定的なようです。

フレーム×社会派×セカイ系

で、創作における世界設定とは、AIにおけるフレーム問題の解決に近いと思います。

たとえば。。。映画の中で手に持ったリンゴを手放したら、当然、床に落ちる。
もしも、リンゴが天に向かって昇っていったら、ファンタジックな感じになります。

映画は長くてもせいぜい2時間程度(4時間の映画作っちゃう人もいるようですが)
なので、カメラに映っていないところは観客が想像で補いながら見ています。
社会派の作品である、偉いテーマを扱った作品である、ということも作品の評価には関係してきますけれども。
それ以上に、現実社会に似せて作ることで、手抜きできる部分が増えるかな~~~と考えてしまう不精な私。(観客が想像で補える部分が増えるほど、ボリュームを底上げできるから)

 たとえば、「サザエさん」や「クレヨンしんちゃん」は30分番組で3本も流すのに、子供からお年寄りまで気楽に見られますよね?
(世界が広くても、必ずしもレンブラントのように群像を描かずとも、短編連作として、複数の額縁で切り取って点景を並べ、一度に見せる情報を小さくする、という方法)

観客の持っている世界観と、現実のギャップを示すことによって、感動を起こそう、というアプローチも有りだと思いますけれども

最近の上映作品だと、「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」「ラスベガスをぶっとばせ」(この2本は実話ベースとのこと。)「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「ハンティング・パーティー」あたりは面白そうだなーと思いつつも、見に行く前に終わっちゃいそうな勢い。。。


「実話をもとに。。。」した映画とか、「○○の知られざる世界」(内幕モノ)、ご当地ムービー、については、機会がありましたら、いずれまた稿をあらためて。

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