「バンテージ・ポイント」収束と拡散



「マイ・ブルーベリー・ナイツ」も面白そうだし、個人的に好きな俳優さん金城武が出てる「Sweet Rain 死神の精度」*1もいいかなーと思ったのですが、このところ恋愛要素有りの映画が続いて(といっても2作ですが)ちょっと食傷気味だったので、アクション映画を見ることに。

米大統領狙撃事件。同じ時間、空間が、視点を変えて何度も繰り返される、という映画。
近年だと、日本映画「運命じゃない人」も同じつくりでした。
シークレットサービス役デニス・クエイドが体当たりで熱演しております。

黒澤明「羅生門」~藪の中(やぶのなか)

私の好きな映画に、今昔物語「藪の中」をモチーフにした黒澤明「羅生門」があります。平安時代の殺人事件が、視点を変えて何度も語りなおされます。
しかし、語り手によって、事件はまるで違うものとして語られてしまいます。どの語り手の話が嘘で、どれが真実なのか。真相は「藪の中」という作品。

それに対し、「バンテージ・ポイント」や「運命じゃない人」は、ひとつの真実へと向かって収束していきます。新たな視点に映るものによって、以前の風景は上書きされていきます。

「Aかと思ったらB,Bかと思ったらCだった」 みたく。

個人的には、真相といえるものが示されず、拡散していく「羅生門」の展開はシュールで好き、でも、「バンテージ・ポイント」の、すごくいいところで時間を巻き戻しちゃう、話のひっぱり具合のうまさ、話がひとつに収束していくドキドキワクワク感も捨てがたい、です。

カーテン

ド派手な爆発シーン【塔】や、カーチェイス【戦車】は、素人映画じゃマネできませんが、カーテンの使い方は、うまいなぁと思います。【悪魔】?(ネタバレになっちゃうので、これだけしか書けませんが!)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000BWDCV6/tamac-22/ref=nosim/


*1
野島伸司作品はそれほど好きではないのですが、ドラマ「ゴールデンボウル」がよかった

Tags: , , ,

Related posts

タグ: , , ,

コメントは受け付けていません。