航空会社が手荷物を追跡するのに利用したり、商品を万引きするとブザーが鳴ったり。その技術は、外科医が患者のお腹の中にスポンジを忘れてくるのを防止するかも。
スタンフォード大学医学部では、無線ICタグを装着したスポンジをテストしました。このシステムにより、外科医がスポンジをわざと患部に置き、仮に縫合した後、探知機で調べるとアラームが鳴りました。
しかし、使われたチップの大きさは2センチ角と大きすぎ。スポンジや手術道具に使用するには、もっと小さくする必要があります。
この研究を率いる、麻酔医のアレックス=マカリオ教授は、将来はICタグやその他の技術を使い、手術前、手術後に、スポンジの数をチェックするようになるだろうと言います。
「我々は真にフェールセーフなシステムを必要とします。不注意から患者の体内に異物が残らないために。」
スタンフォード大の論文は今週号のArchives of Surgeryに掲載。
8人の患者が関わりました。国立衛生研究所 の援助を受け、スモール・ビジネス・イノベーション・プログラムにより、ピッツバーグのクリアー・カウントメディカル・ソリューション社によってスポンジが製作されました。マカリオ教授は、この会社について財政的な面では興味がありません。しかし、二人の共同研究者はICタグ付きスポンジの特許を数件取得。このピッツバーグの会社で働いています。
中略
先行研究によれば、外科手術時、患者の体内への異物の置き忘れ(主としてスポンジ)は1万件に1回。合併症や時には死亡の原因となります。
手塚治虫「ブラックジャック」で、本間医師が、まだ子供だったブラックジャックの体内にメスを置き忘れる話がありましたが……
スポンジぐらいなら大したことなさそうでも、やはり、まずいみたいですね~
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