『ブロゴスフィア(ブログの世界)』の気分の変動を追跡し、その原因となった出来事を分析するソフトが登場。Webを検索、分析し、より深い洞察を可能とします。
MoodViewsと呼ばれるこのソフトを開発したのは、オランダ アムステルダム大学Gilad Mishne氏ら。アメリカLiveJournal.の十万ものblogを追跡します。
『ブロゴスフィアの気持ち』グラフを設置できるblogパーツも配布されてます。
Mishne氏「LiveJournal のblogにはその日の気分を表すラベルが表示されているのに気がついたんです。この情報を収集して、時間による気分の変化のトレンドを見える化しました。」
LiveJournal にポストされる記事は1日25万件。そのうち、15万ほどに気分を表すラベルがついています。ラベルは何百種類もあります。このソフトMoodviewsは、ラベルを追跡し、グラフを作成。LiveJournal のblogの感情の変化を捉えます。
Moodviewsは、週、月、年単位でのパターンを分析します。たとえば、『飲みすぎ』は毎週末あらわれます。 『ストレス』は、夏は少なく、年末に多い。これは、おそらく師走の忙しさや、親戚付き合いにあるでしょう。
バレンタインには『愛されてる』や『イチャイチャ』を使うブロガーが激増。しかし、『寂しい』の数も増加します。
新しく追加された機能Moodsignalsでは、ブログの世界のきもちの変化を、時事と照らし合わせ説明しようとしています。 このソフトは、感情のピークを過去のそれと照らし合わせます。グラフの急増を感知すると、あまり一般的でない言葉から、感情の変化の原因を見つけようと努力します。
2005年7月の、とある週末の興奮のピークが、ハリーポッターの新巻の発売と関係が有ることを、うまく検出できました。
(後略)
将来的には、感情で記事を検索する検索エンジン、なんてこと考えられているそうです。
毎週末に『飲みすぎ』ラベルが増える、ってところがウケました。むかーし流行った飲みすぎ、食べすぎシール、なんてのを思い出してしまう私です。
『MoodViews』公式