四足軍用ロボット「BigDog」21世紀の木牛流馬

米陸軍が4本足のロボットBigDogの試作品を開発中。
車両が使えない場所での物資輸送などに使われます。

「BigDog」の写真 (gizmag)

まだ見てない人は必見!「BigDog」の動画 (YouTube)

この、地球上で最も進んでる四本足のロボットを開発したのはボストン・ダイナミクス社 (中略)
米国米国国防総省高等研究計画局(DARPA)が計画を後援。車両が走れない地形で兵士を支援させる狙い。通常、兵士は常時一人あたり40キロの機材を持ち運ぶ必要があります。

最新版のBigDogは35度以上の傾斜地で使用可能。
2ストローク 1シリンダーのガソリンエンジンで駆動。
積載量は40kg
単純な道を自動的に歩くこともできるし、リモートコントロールも可能です。

Robotic ‘pack mule’ displays stunning reflexes (New Science)

というか、静止画では、どう見ても「でっかいAIBO」です。名前も BigDogですし。
動くいてると、中に人が入ってるようにしか見えませんが。

今回のロボットは軍用ということで、三国志に登場する「木牛流馬」を思い出しました。

1700年余り前のこと、有名な参謀諸葛孔明が木の牛を使った謀略で魏との戦に勝利を収めた。だが、この木牛はトロイの木馬よりも性能が優れており、動くばかりではなく様々な仕掛けが施されていたのである。

よみがえる木牛流馬

例えば『三国演義』には木牛流馬の舌を回すと足が動かなくなると言うが、それも本当にあったことなのである。諸葛孔明はその文章に「頭は領中に入り、舌は腹に著く」とあるが、なぜ舌と腹が繋がっているかと言うと、舌が四本の足をコントロールする仕組だったという。司馬懿はその当時、分捕ってきた木牛流馬を真似て2000頭余りを作らせたのだが、そのからくりが分からなかったために、せっかく食糧を運ばせようとしても動かなかった。そして、攻込んできた蜀軍に対して棄てて逃げるしかなくなり、食糧万石余りをみすみす諸葛孔明に取られてしまった。

よみがえる木牛流馬 (その2)

「木牛流馬」の画像をGoogleで検索

米軍では何でもロボット化が流行りですけれども、ハッキングされて荷物ごと取られないように注意?

情報源
Robotic ‘pack mule’ displays stunning reflexes (New Science)

The world’s most advanced quadruped robot (gizmag)

動画. YouTubeが消えてる時はこちらで。
bostondynamics.com (wmv)
bdi.com (wmv)

追記

ロボットラバが開発される (/.J)

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