宇宙でゴルフは危険!?「宇宙では、あなたのフォァ~~~~~は誰にも聞こえない。」

ロシアが国際宇宙ステーションからゴルフボールを打つ予定です。NASAが許可すれば飛距離宇宙一。しかし、一部の専門家はステーションに破滅を引き起こす危険性を警告しています。

Astronauts plan the biggest golf drive in history (New Scientist)

ゴルフ

 この計画はロシア宇宙機関とカナダ トロントのエレメント21ゴルフ・カンパニーの間で交わされた取引の一部。計画では、3月 29日に打ち上げられる乗組員が、2006年9月までに行われる3回の船外活動のうちの1回において歴史的スイングを行う予定。

 クラブは金メッキの6番アイアン。ステーションと同じスカンジウム合金製。ステーション近くの特設プラットフォームでのショットの後、電波でその位置を送信しながら、4年の間地球の衛星軌道を周回。最終的には高度を失って大気圏で燃え尽きます。しかし、このシナリオは、ボールがステーションの軌道からうまく飛び出すかどうかにかかっています

テキサス ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センター J C リュー氏によれば、スペースデブリス(宇宙のごみ)の一般的速度 毎秒10kmで ボールがステーションに衝突した場合、6.5トンのトラックが時速100キロで突っ込んだのと同じだといいます。「最悪の シナリオは破滅的です」

 しかし、カルフォルニア エアロスペース社「デブリ軌道再突入研究センター」責任者のビル・アイラーは。それほどのスピードが出るはずが無いといいます。

 彼は、ボールがステーションにぶつかるとしたら、宇宙ゴルファーがボールをショットした時の初速と同じ、せいぜい毎秒30メートルだろうと見積もります。アイラーはニューサイエンス誌に、「重い宇宙服がスイングのジャマをするだろう」と語りました。

(中略)

行われた場合、使われた金メッキの6番アイアンはチャリティーに提供される予定です。

これは地球外で初のゴルフ、ではありません。1971年2月6日、月面においてNASA宇宙飛行士アラン・シェパードが2個のボールを「かっとばして、かっとばして、かっとばし」ました。

マンガに時々出てくる、自分の打ったボールが地球を一周してきて、自分の頭に当たる、というシーンが宇宙だと現実になるかも、という話のようです。

むしろ、チョロや、クラブがスッポ抜けてステーションを直撃すると怖いかも。
宇宙ゴルフの掛け声が「チャー シュー メーン」なのか何なのか ちょっと気になるところです。

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