院内感染(MRSA)の検査が10倍速く (スイス)

薬が効かない病原菌MRSA。普段の生活よりも、むしろ薬を多用する病院などで感染することの多い恐ろしい病気ですが、その危険が、ググっと減るかもしれないニュースです。

スイスの科学者によって開発された新技術により、MRSAの検査時間が従来の72時間から10分の一の7時間12分に短縮されました。

Rapid new test could cut MRSA risk ( New Scientist )

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開発チームの一員、ジュネーブ大学病院のStephan Harbarth氏によれば、この検査と、早期の隔離により、集中治療室でMRSAの院内感染が70%減少しました。しかし、外科病棟では、この技術を使用しても、感染のスピードに変化ありませんでした。

従来の検査は、菌の培養が必要だったため、数日間を要しました。しかし、新しい方法では、患者の皮膚で検査を行います。そして、抗原抗体反応によってMRSAの病原菌を捕らえ、磁気を帯びた粒子によってそれを取り出し、遺伝子を分析します。((想像ですが、磁気を帯びた微粒子に抗体がくっつけてあるのだろうと思います。))

MRSAは治療薬が無いですし、ホント怖いですから、早くこの方法が日本でも使われるようになるといいですね~

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