『VTG』 TURBO (ターボ)誕生100周年にポルシェが新技術(スイス/ドイツ)

ターボ技術は、今週で 100周年を迎えました。

排出ガスを利用するターボチャージャーは、今から100年前に発明されました。スイスのエンジニアであるDr.アルフレッド・ビューヒ氏が、コンプレッサー(タービンコンプレッサー)、ピストンエンジン、そしてタービンを連鎖的に作動するように設計した内燃機関を発明し、1905年11月16日、ドイツ帝国特許庁により特許を授与されたのが始まりです(特許番号 204630)。

11月16日のビッグアニバーサリー(ポルシェ プレス・リリース)

もしも ターボが発明されてなかったら世界史が変わっていたかもしれません。
ポルシェ

実は ポルシェ911の新型に関する記事。

variable turbine geometry (VTG) つまり、TURBO(タービン)の羽根の形状が回転数に応じて変化します。

90年代以降、ディーゼルターボの特徴となったVTGテクノロジーは、特に低回転域におけるエンジンのフレキシビリティと加速性能を著しく改善させるものです。しかしこれまでは、ガソリンエンジンの排気温度がディーゼルターボと比べて高く、その温度が1,000℃にも達することが、ガソリンエンジンでの使用を妨げる壁となって立ちはだかってきました。しかし今回ポルシェは、ボルグワーナーターボシステム社との密接な協力を通じてスペーステクノロジーの分野で利用されている耐高温素材を採用することでこの問題を解決しました。

VTGシステムの中核的な特徴とされるのは可変タービンブレードは、排出ガスで駆動される大小2つのターボチャージャーのメリットを1つに融合させたもので、低回転域におけるレスポンスの良さと大きなトルク、そして高回転域における卓越した出力と高いパフォーマンスを約束するものです。このブレードがエンジンから出される排出ガスの流れの向きを状況に応じて変化させ、排出ガスで駆動されるターボチャージャーのタービンホイールへと導きます。この結果、VTGシステムは、より幅広い回転域で最高水準のトルクを維持できるようになります。

高速時と、低速時でターボの羽根の向きが変化している写真 (gizmag)

マンガで 『ターボ・ラグ』 なんて 言葉ぐらいは読んだことが有りますが、ノーマルの自動車にしか乗ったことないんで よく判らず。 

すごいなぁとは 思うんですが、故障したときの修理が高そうだなぁ……って そんな心配をする人は ポルシェには 乗りませんか。 そうですか。

私には縁が無さそうではありますが((っていうよりも、あんま 欲しくない))、しかし、ターボを100年前に発明したドイツってのは 素で すごい国だなぁと思います。はい。

もしもターボが発明されてなかったら、 第2次大戦で B29は高度 1万メートル(成層圏)を飛ぶことができず、日本軍の高射砲が届く範囲を飛んでいたかも。あれだけの大規模な空爆は阻止されていたかもしれない。

ターボが発明されてなかったら、東京大空襲は無かったかもしれないと思うと、ちょっとフクザツな想いです。

情報源

The turbocharger turns 100 years old this week (gizmag)

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