国土地理院geonetのデータを利用し、日本列島の伸び縮みを図にしました。
概況
6/18には全国的に鈍化していた伸び縮みのペースが回復。
今度は西日本のひずみのペースが活発になってきたようです。
和歌山などで震度5クラスの地震が有りましたが、この影響かもしれません。
東日本の 東への速いペースでの移動はまだまだ続いています。
3.11から4ヶ月経ちましたが、東北のみならず、他の地域でも引き続き注意が必要と考えられます。
伸縮 先週比
2011-06-25と その一週間前との比較です。
赤いところは伸びたところ、青いところは縮んだところ。
マウスカーソルを重ねると、18日の画像へと切り替わります。(要javascript)
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伸縮 前月比
2011-06-18と その一ヶ月前との比較です。
赤いところは伸びたところ、青いところは縮んだところです。
マウスカーソルを重ねると、12日の前月比の画像へと切り替わります。(要javascript)
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伸縮 前月比 2011-06-18
伸縮 前月比 2011-06-25
水平変位 矢印 先週比
東日本の 東への速いペースでの移動はまだまだ続いています。
相対的に東へ東へと移動すれば、当然、地殻に歪みのエネルギーが蓄積され、どこかで、いつかの時点で開放されることになる、はずです。
311から4ヶ月経ちましたが、東北のみならず、他の地域でも引き続き注意が必要と考えられます。
過去の伸縮
2007年中越地震、2008年岩手内陸地震のあとも同様に西日本の歪みが大きくなっていました。
今回と同じような模様が出ていましたが、このときはさほど大きな地震は起きませんでした。
今回は本震が大きいせいか、和歌山、松本などで震度5クラスの地震が発生しました。
関連Web
geonetについては、国土地理院のWebをごらんください。
最新の地殻変動情報(国土地理院)
もっと以前の伸び縮みについては、2007.01~2011.05の伸縮の動画をYouTubeにアップロードしてあります