国土地理院geonetのデータを利用し、日本列島の伸び縮みを図にしました。
概況
東北地方は 未だ、 毎週 東へ2センチという速いペースで移動中。
しかしながら、大変不思議なことに、日本列島全体の伸び縮みのペースは急激に鈍っています。
ここに矛盾が生じるというか、 謎というか、、、この不思議な現象に注目したいと思います。
(バグ、、、では無いと思うのですが、、、、)
伸縮 先週比
2011-06-18と その一週間前との比較です。
赤いところは伸びたところ、青いところは縮んだところです。
マウスカーソルを重ねると、12日の画像へと切り替わります。(要javascript)
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伸縮 前月比
2011-06-18と その一ヶ月前との比較です。
赤いところは伸びたところ、青いところは縮んだところです。
マウスカーソルを重ねると、12日の前月比の画像へと切り替わります。(要javascript)
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・東北地方、
・新潟~長野~静岡 (糸魚川静岡構造線)
・鈴鹿山脈 (三重~奈良~和歌山) 、潮岬(和歌山南端)
など、最近地震が起きた地域で、伸び縮みのペースが落ち、色が薄くなっているのがわかります。
伸縮 前月比 /先週比
2011-06-18現在の、前月比と先週比の比較
マウスカーソルを重ねると、先週比の画像へと切り替わります。(要javascript)
私の経験則では、 前月比の色が濃く、 先週比の色が薄いところで地震が起きやすい気がします。
この図だと、
・東北地方、
・新潟~長野~静岡 (糸魚川静岡構造線)
松本にて震度5
・鈴鹿山脈 (三重~奈良~和歌山) 、潮岬(和歌山南端)
和歌山 南部にて震度3
他の地域に関しては、図にて ご確認ください。
水平変位 (矢印) 先週比
・6/18現在、未だに東北地方は 毎週2センチ程度という速い速度で東へ動いています
・しかしながら、伸び縮みのペースは急速に落ちています。
先週比の伸縮の色は ほぼ 真っ白になっています。
この二つは 一見、矛盾しています。(バグでしょうか?)
バグでないとすれば、 「その差は何らかの形で地殻に蓄えられたり、地震として発散されたりする可能性がある」 という仮説を立ててみたいと思います。
垂直変位 (矢印) 前年比
2011-06-11現在の 地面の高さと、一年前との比較を矢印で示した図。
3.11の震源付近が地震により大きく下がっていますが、その周囲は逆に盛り上がって上昇しているのがわかります。
地震直後から観測されていますが、 あまり、新聞記事などで言及されていませんね、、、
関連Web
geonetについては、国土地理院のWebをごらんください。
最新の地殻変動情報(国土地理院)
もっと以前の伸び縮みについては、2007.01~2011.05の伸縮の動画をYouTubeにアップロードしてあります