geonetに見る九州地方の伸び縮み

GEONETのデータを利用して、九州地方の地面が一ヶ月間に、どの程度伸び縮みしているのかを作図してみました。

基線変化 (伸縮 水平) 前月比 (30日平均どうしの比較)

2011年1月15日の様子

2011_01_15
下の12/1と比較すると、かなり収縮が見られます

2010年12月1日の様子

2010_12_01
国土地理院 GPS連続観測システム GEONETのデータ (日々の座標値[F3])を使用して作図しています。

・実際に、どの方向へ動いたのかは、最新の地殻変動情報 (国土地理院)で矢印を見ることができます

・基準点を適当にドロネー三角形に分割。その辺の伸び縮み(基線変化)を色であらわしています
 (工学ひずみなどのきちんとした物理量と違い、あくまで目安としてごらんください)

・赤いところは伸びたところ、青いところが縮んだところです

・基線の長さが1千万分の1 (10kmあたり 1mm ) の変化を超えたところで、もっとも赤、青が濃くなるように彩色されています

・基準点の間の距離は GEONET日々の座標値[F3] によってあたえられる緯度軽度を利用して計算
 2つの基準点の座標を (lon1 lat1) (lon2 lat2 )として、以下の式を使用
L =  √ ((lon1-lon2)^2 +(lat1-lat2)^2)
score= dL / L
 水平方向の、基準点間の水平距離の変化を比率に正規化してスコアとして着色に使用

・プログラムはあまりテストがなされていません。
バグによるゴーストを生じている可能性があります。引用はご自由ですがGEONETの原データから作成しなおすことを強くおすすめします。

使用ソフト 自作 スクリプト
使用言語 Python
使用ライブラリ matplotlib NumPy その他

歪変化については、こちらにちゃんとした資料があります。

第188回地震予知連絡会(2010年11月19日) 議事概要内の日本列島の歪み変化(国土地理院資料 PDF)

<<おねがい>>
三角形メッシュを使った歪変化の計算アルゴリズムを サルでもわかるぐらい簡単に説明したページ、書籍をご存知の方、お教えください
ちなみに、当方、数学は苦手科目です。。。

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