ポール・J. ナーイン「オイラー博士の素敵な数式」

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「数学ガール」3冊を一通り読んだ人(つまり、高校数学程度)の知識があれば読めると思います。
[[http://ecx.images-amazon.com/images/I/41iXU9Z5BJL._SL160_.jpg:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4535784779/tamc-22/ref=nosim/]]

タイトルからは判りにくいのですが、実はフーリエ級数(変換)、サンプリング定理(と、そこにいたる道筋)の丁寧な説明となってます。

フーリエ変換っていうのは、、、オーディオプレーヤーのディスプレーでよく見かける、低い音、高い音が、それぞれどれぐらい出てるかを表示する、棒グラフが並んでるアレのことだと思っていただければ。
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作者は電気工学の先生らしく、数学的側面だけでなく、「これは実用面では、こんなことに使われている」 などの説明がされていて、数学が苦手な人間としては、うれしかったです。

丁寧には書かれてるのですが、結構 (数学苦手な私には)難しかったので、 ”1日10ページ”ぐらいのペースで読みました。

私自身は、フーリエ変換を直接プログラミングするような場面は無くて、せいぜい、極たまに既存のFFT(高速フーリエ変換)パッケージを使うぐらい。 ですが、詳しい説明が読めて面白かったです。

若干、指数関数(eのx乗)の部分の活字が小さすぎて読みづらいので、虫眼鏡を準備したほうがよいかも。若い人なら大丈夫かとw

関連
-[[ググる:numpy fft]]
-[[ググる:opencv fft]]
-[[flash.media.SoundMixer computeSpectrum():http://livedocs.adobe.com/flash/9.0_jp/ActionScriptLangRefV3/flash/media/SoundMixer.html#computeSpectrum%28%29]]
-[[ググる:as3 computeSpectrum soundmixer]]

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*蛇足
いままでは、オームの法則とかキルヒホッフの法則(名前しか知らない、、、)などなど、 「電子回路を設計するために、部品を選ぶための数値計算をする」 と思ってたのでました。

しかし、考えてみると、「電子部品を使って、数式を具現化(近似)する」 と考えることも出来るんですよねぇ。(たとえば、オーディオのイコライザとか)

そういえば.NET用の関数型プログラム言語F#(OCaml派生)の開発者のかたは、F#プログラムからPLD(カスタムLSI)へのコンバータ、なんてのも研究されてるらしいのですが、、、

たとえば、純粋関数とか、[[Yコンビネータ>ググる:Yコンビネータ]]などなど、「いったい、何に使うんだろう?」っていうパラダイムも、 プログラムを電子回路に置き換えようとした場合には、威力を発揮する、、、ような気がします。 
あまり判らないで呟いてるので、あまりつっこまないでください(汗
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