「20世紀少年」

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「トリック」「スシ王子!」の堤監督なので、あまり期待してなかったのですが、”意外にも面白かった”です。(失礼!)

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原作マンガは未読。(というか、浦沢直樹さんのマンガって人気作「PLUTE」も含め、殆ど読んだことが無いのです。) なので、原作を知ってる人だと評価が違ってくるかも。
*あらすじ
おおよそ、予告編で描かれているようなストーリーなんですけれども。。。

“20世紀の終わり、怪しい新興宗教があらわれる。そのマークは、主人公たちが子供のころに作ったもの。やがて、教団は、主人公が小さいころに描いた落書き「よげんのしょ」の内容、「悪の秘密組織による世界征服」を現実のものとしていく。教祖「トモダチ」は、どうやら、主人公の同級生の誰からしいのだが。。。

考えてみれば、シーズン3まで作られたドラマ「トリック」の内容って、まさに毎回こんな感じでしたから、堤監督による映画化ってのは、意外に順当だったのかも。

*トモダチ
教祖であるところのトモダチの役割は、「司祭(逆)」「皇帝(逆)」?
トモダチはいつも、マークの描かれた覆面や、忍者ハットリくんのお面をしていますので、「隠者」でもタグづけしようかと。

*予言の書
「トモダチ」たちは、子供のころの落書き「よげんのしょ」の内容を現実にしていきます。
つまり、映画の中に脚本、これからのストーリーがあらかじめ提示されたような状態。
こういう映画はちょっと珍しいかな、と。 (あったような気もするのですが、ちょっとすぐに思い出せません)
 ただ、ここまであからさまでなくても、手紙などによって、映画のその後の展開が暗示される、ってのは、よくある気もします。予告状とか。
「今夜十二時、宝石「イシスの瞳」を頂戴します ルパン三世」 みたいな。
 予言の描かれた本、 「女司祭」 「司祭」「審判」あたりでタグづけしておきます。
*もしもウソがホントになってしまったら
私事になりますが、、、地元で映像作成の講座が行われ、5分ぐらいの映像を作るのですが、今回のテーマは「ウソ」。
というわけで、個人的に「ウソ」に関わる映画をリストアップしてみたのですけれども、多い多い(^^;ウソがメインに据えられている映画もありますが、どんな映画でも、ちょっとしたウソが絡んでるなぁ、と再認識。 
 今回の「20世紀少年」も、子供のころの落書き、子供らしいウソが現実になってしまったら。。。という、ある意味、悪い冗談のような話。現実に、「お前の書いた話を現実にしたんだ」 と言われたら厭だろうな~ と思いつつ見ておりました。

この映画を、作り話だと思って見たら、あまり面白くないかも。というか、こんな荒唐無稽な話が、一定のリアリティを持ってしまう、ということ自体が、自分としては、なんだか不思議な感じです。
(遠まわしな言い方ですけれども、お察しください)
*関連リンク
-[[「20世紀少年」映画公式サイト:http://www.20thboys.com/index.html]]

-[[『20世紀少年』35点(100点満点中)(超映画批評):http://movie.maeda-y.com/movie/01165.htm]]
“これだけがん首並べて、誰も昔のことを覚えてないとは、わすれんぼうにもほどがある冒険活劇である。

実は、私も小学校のころのこととか、あんまし憶えてなかったりするので、主人公の忘れんぼうぶりは、とても他人ごととは思えないのでした(汗
(大人になってからでも、他人の話は憶えててても、自分の話したことはすっかり忘れてたり、とかよくありますよね~。。。って私だけ?)
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