カージャックされた青年が、生命をまもるためにとった、驚きの方法とは!
ワシントン 日曜(15日) デモインで起きた2台の自動車の衝突事故が意図的なものだと知って警察もビックリ! それは、とある青年が、拳銃で武装した誘拐犯から逃れるための唯一の方法だったのです。
「生きていられるなら、痛みは問題ではありませんでした。」
エイドリアン・ヴァレス (19)(中略)
日曜午前9時、とある店の駐車場にて、知らない男がエイドリアンのわき腹に銃を突きつけてきたのが始まりでした。
「助かりたかったら、言うことをききな」
エイドリアンは、男に命じられるまま2週間前に買ったばかりのシボレーに乗り込みました。
「ATMに行って、全額引き出すんだ」しかし、最初に行ったATMはドライブスルーではなかったため、男は狼狽、エイドリアンに、自動車から降りさせませんでした。
「命が惜しかったら、妙なマネするんじゃねーぞ!」
このとき、エイドリアンは、助かるには自動車を事故らせるしかない!と心に決めました。
第二のATMも、犯人の条件に合わなかったとき、かれは怒りはじめました。
「かれは銃を私の頭に突きつけ、ホントに怒りはじめ『やってくれたよな!』と繰り返し言いました。そして、『トランクに荷物は有るか?』とも。トランクに入れられると思いました。」
逃げなければ死ぬ、と思ったエイドリアン。
マリン・ビュー通りにて、数台の自動車が近づいてくるのを待ちました。目撃者と、救助してくれる人がいることを確認。そして、誘拐犯を追い出すため、対向車のSUVへと、時速40~45マイル( 64~72キロ)で正面衝突。
エイドリアンは、最近免許をとったばかり。
「犯人はシートベルトを着用してませんでした。だから、事故になれば、彼はひどい目にあうだろう、というのは判ってました。」予想通り犯人はノックアウト。エイドリアンは自動車から逃げ出し、他のドライバーたちへ、銃を持った男が居る、と叫びました。
(中略)
SUVのドライバーは初老。重症ではありませんでした。また、衝突により、SUVのフロントの一部が破損しましたが、ボディにはダメージはありませんでした。
むしろ、SUVどれだけ丈夫やねん、というニュース、でした。
犯人も、未だ入院中で、インタビューには応じられない、とのこと。
というわけで、皆様、運転時はシートベルトをお忘れなく~