GPS連続観測網 geonetのデータを利用し、日本列島の活動の様子を図にしました。

以下2枚、クリックで少し拡大します


水平方向の伸び縮み。赤は伸びたところ、青は縮んだところ。
5/7 と、その一週間前を比較しています

東北地方のひずみについては、　地震直後に比べれば　かなり　おちついてきました。

注目したいのは糸魚川静岡構造線　～　伊豆のひずみ。
311地震以降、かなり色が薄くなっていましたが、　再び　震災以前よりもひずみのペースが増えているようで、かなり色が濃くなっています。

2008年 岩手内陸地震のあとも これ以上に　西日本のひずみがかなり増えましたが、特段の誘発地震はありませんでしたので、　今すぐに特段の影響が現れるかどうかはよくわかりません。

上の図は伸び縮みを表していますが、こちらは具体的に動いた方向を矢印で示しています。
東北地方は、まだまだ一週間に １センチ以上のペースで東への動きがおさまっていないようです。

矢印が平行になっており、各地点の相対的な距離の変化が少ないため、ひずみの蓄積ペースとしてはおさまってきているようです。