マイケル・ムーア『キャピタリズム:ア・ラブ・ストーリー』上映さる

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先に一行ニュース。マイケル・ムーアの新作が公開された模様。見たい。。。
*[[『キャピタリズム:ア・ラブ・ストーリー』はキリスト教徒マイケル・ムーアの資本主義批判:http://newsweekjapan.jp/column/machiyama/2009/09/post-60.php]]
“ムーアは政治家でもアカでもなく、素朴なキリスト者なのだ

[[予告編:http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20090916]]
-[[2010年1月日本全国ロードショー:http://www.michael-moore-newfilm.jp/]]
予告編を見る限りは、いつもどおりのマイケル・ムーアの映画(^^;

まだ見てないので感想は差し控えよう……と思ったのだけれど、一点だけ
*『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
シロクマに乗った女の子でおなじみの映画『ライラの冒険』は、当初三部作の予定でしたが、今のところ、続編公開の話は聞こえてきません…… 
この作品、一見すると、ただの特撮大行進映画ですが、ムーアの映画と一緒に見ると、(『ライラの冒険』の)また違った一面が見えてくる気がします。
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主人公ライラは、あらゆることを予知できる魔法の道具 『黄金の羅針盤』を持っています。
しかし、作中、ニコール・キッドマンが言います

“『黄金の羅針盤』は、いつも正しい解答を示してくれる。
でも、いつもそれに頼っていたら、人々は自分の頭で考えることをやめてしまう。
そうなったら、人間は人間でなくなり、ロボットと同じになってしまう」

(あくまで、記憶だけで引用してるので大意ですけれども)

資本主義の国の人であれば、それは社会主義のことを批判しているのだろう、と思うかもしれません。しかし、それだけでは無い気がします。
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組織で動く場合、意思決定権は末端には有りません。
特に資本主義の場合、たとえ企業トップであっても、 『儲からない選択肢』を選ぶ自由は存在しません。あくまで、常に一番儲かる選択肢を選ぶことを強要されます。

すなわち、数値的な指標にのみ立脚するとすれば、それは『黄金の羅針盤』に盲目的に従うのと同じになってしまう危険性がある、かもしれません。
*なぜ円高になると株が下がるのか
ここで少し脱線。 日経平均の値動きを見ますと、 おおよそですが、
-円高に振れると株が下がる
-円安に振れると株が上がる

ようです。(今日は円安株安だったみたいですけれども)

これは、ニュースでは 「円高だと輸出が振るわなくなるから、輸出関連株が嫌気される」と説明されることが多いようです。
が、もう一つの理由が想像できます。 (あくまで素人考えですけれども)

-東証は外国人投資家が多い
-そのうちの何割かは、 (米国/日本株) の比率があらかじめ契約で決められた投資信託的なものだろう
-円高になると、ドル換算したときの日本株の評価額が上昇する
-ポートフォリオ中の日本株の比率が大きくなりすぎるため、 その分が売却される

かな、と。

思惑で売買される部分もありますが、このように、実は 機械的に行われる取引の部分もボリュームとしては大きいのではなかろうか、、、というのが私の想像ですけれども。

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マイケル・ムーアの怒りはもっともですが、実は、(たとえ企業トップであっても) 自分の判断で動ける余地は少ない気がします。 (それは、コインの裏表でもあって、 企業が経営者の人的資質のみに立脚せず、 継続的に事業を続けていくことができるという利点でもあります)

ただ、人間は心で動くものだから、ひとりひとりの心が変われば、もしかしたら社会も変わるかも……と思うのは、ロマンチストすぎるでしょうか?(^^;
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