2010年8月7日 隕石は◎◎◎上空にて爆発していた!?

<<追記>>。。。よく読むと 報告書には爆発とは書いてありませんでした(汗 すんません。

「ドーン」謎の爆発音は流星か 7日夕、東海地方で観測(朝日新聞)

先日、中部地方を中心として、全国各地で 「妙な爆発音を聴いた」 「空に明るい火の玉を見た」という報告がありました。 私自身も岐阜市にて雷に似た爆発音を聴きました。

隕石ならば、どんな飛行ルートだったのかしらん?と気になっていたところ。。。

防災科研Hi-netで捉えた2010年8月7日の火球による振動

防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網によって捉えられた爆発音を分析した報告書が公開されています。 その結果。。。

2010年8月7日の17時過ぎ,東海地方を中心に,爆発音のような音が聞こえたという報告が多くあった。

空が十分に明るい時間帯にもかかわらず,明るい光を見たという目撃例があることから, この音は火球による衝撃波によるものと考えられている。 この衝撃波による振動は,防災科研Hi-net等の高感度地震計で記録された。

 ~中略~

火球は一般に地表に対して音速よりも高速で落下するため, 地表に近いほど振動の発現時刻は早くなる(アニメーション)。
図2にみられるように,観測された振動の発現時刻は,琵琶湖付近を取り囲むような分布をしている。 いくつかの仮定をおいて計算したところ,この発現時刻の分布は,火球が45度以上の高角度で落下し, 琵琶湖付近の20~30km上空で大部分が燃えつきたとすると,よく説明される。

防災科研Hi-netで捉えた2010年8月7日の火球による振動

というわけで、 隕石(火球)は 琵琶湖 上空にて 爆発燃え尽きたと推定される、とのこと。

<<追記>>。。。よく読むと 爆発とは書いてありませんでした(汗 すんません。

45度で落下してきたということは、、、、琵琶湖のさらに20~30km 東、つまり、岐阜県というか、うちの近所に (ソニックブームを起こさない程度に小さくなり、)燃え残った隕石が落ちてきていても不思議ではない、ってことです、よね? へー

一般に、単一の物体が飛行した場合には、はっきりとしたパルス波が記録されます。しかし、今回の記録には複数の衝撃が記録されており、隕石が分割したりして複数落ちてきた可能性も考えられます。

~~ 中略 ~~

また、スペースシャトルの飛行経路も地震計によって推定されています
(Kanamori et al., 1991 Nature)
2010年8月7日の隕石の軌道の推定

へ~~~

地震観測網を流星の観測に使うことができるというのが面白かったのでメモしました。
航空、気象レーダーなどによる同時刻、同地点の観測結果なども見たいですよねー

隕石なら、何か映ってそうな気もしますし。

(30kmだと、高すぎて通常の観測範囲の外かもですけれども)

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