【機能性食品】「がん」と戦うガム(フィンランド)

息をフレッシュに、歯を虫歯から護る、さらに(CMを信じるなら)超人気者にしてくれる。

しかし、フィンランドの研究者は野心的、ガムが、さらに別のものを防いでくれるのでは、と期待しています。
それはがんです。

Chew on this: the gum that fights cancer (Nature)

特別なガムじゃないとダメみたいです。

口、食道と胃と関連が有るとされる化学物質アセトアルデヒド((お酒を飲むと、体内では、アルコールー>アセトアルデヒドー>酢酸へと分解されます。というのは、二日酔いで苦しんだことの有るかたならご存知ですよね?w))。これを吸い取る物質を配合。 このガムを噛むと、活性成分システインが、ゆっくり放出されます。

このガムを開発したのは、ヘルシンキ大学 Mikko Salaspuro氏。( 共同研究者 Martti Marvola氏)
飲酒や喫煙によるリスクを減らすことが出来る、と考えられています。飲酒や喫煙は、先進国では、これらのガンと80%の関連性があります。

タバコとアルコールは、口や消化管でアセトアルデヒドの濃度を上げます。たんぱく質の一種、システインは、アセトアルデヒドと反応、無害化します。しかし、単にシステインの豊富な食物を食べたり、錠剤で飲むことは適切ではありません。

Salaspuro氏
「食品に含まれるシステインは、通常、腸で放出されます」
「しかし、それではあまりに遅すぎます。(ガムがシステインを) 唾液や胃で放出するのが、重要な点なのです。」

この新型のガムは、システインをそれが必要であるところに届けようとします。
研究によって、緩効性システインタブレット(口の中で溶ける)が口からアセトアルデヒドを除去することがあきらかとなっています。

錠剤と違って、ガムだと唾液中にダイレクトに有効成分が広がるため、アセトアルデヒドを中和するのに効果的、という話。でした。

しかし、専門家は、たとえ、これが実現したとしても、ガムを噛めば大丈夫、というわけではないと警告します。ガンを予防する最高の方法はタバコをやめることです
こう語るのは、ロンドンのイギリス がんセンターのスポークスウーマンKat Arney氏。

アセトアルデヒドは、タバコの煙に含まれる発ガン性物質のひとつにすぎません。ガムがこれらの全てを解決することができるというわけでありません。また、煙が肺に与える損害とは戦いません。

こんな談話も。

以上、ガムの宣伝のような話でした。そういえば、ガムって長らく噛んでないかも。

しっかし、次から次に、いろんな機能性食品を考えますね~

……という話をしていたら、
「アセトアルデヒドを分解してくれるなら、システインって二日酔いにもいいんじゃない?」

と言われて調べてみたら、そんな効能もうたってました。 ( ・∀・つ∩へェ~

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システインを含んだハイチオールC。
美白だけかと思ってたら、ハイチオールCって二日酔いにも効く(と、ちゃんとうたってある)とは知りませんでした。
( ・∀・つ∩へェ~

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