小説を書く以前の 『物語を語るための基礎体力』をつけるレッスン方法の書かれた本です。
―みるみる小説が書ける
6つのレッスン
朝日新聞社 (2003/04)
売り上げランキング: 5,255
入門的な本
こういうのもありなのか
実践的です
週末は、この本の第1章に載っている 『カードを並べて プロットを考えるレッスン』 をして遊んでおりました。
そのスジでは有名な本みたいですので、 うちで取り上げると今さら感たっぷりかも。すんません。
あとがきを読むと、いくぶん、逆説として この本を書いた、というようなニュアンスのことも書かれています。多分、この本を読んだ人の多くは、『こんな方法で小説が書けるようになってたまるか!』 『文学への冒涜だ!』 とちゃぶ台をひっくり返す、かもしれません。
ただ、著者の大塚氏本人も 小説や、マンガ原作のストーリーを、同じ方法でひねり出した経験が有るそうですので、机上の空論、というわけではありませんし、素直にそのまま読んでも いいらしいです。
この二日ほど、この本に書かれたメソッドにしたがってプロットを練ってみると、たしかに、面白いようにネタが出てくるなぁと関心しました。
比喩表現は誤解を生みやすいのですけれども、例えて言うならば、 普段使っていない部分の筋肉をジムで動かす感じに近いでしょうか?
それを文章なりに書き下すには また別の能力が必要なんですけれども。
実は、この春、知人がショートフィルムを撮影する現場を見学させてもらいました。
で、さらには ショートフィルム向けのネタ出しにも参加させていただいたんですけれども、あまりいいネタが出せませんでした。 というか、単純に 絵コンテ書いて、『こんな感じのシーン』 っていうのは出せても、起承転結の有るストーリーを考える、っていうことが出来なかったんです。
その前に この本に出会っていればなぁ~~~ って ちょっと残念、でした。
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