就学前の子供に、バービー人形を使って　「お買い物ごっこ」をさせたところ、親が　タバコを吸うと　タバコを、親がお酒を飲むと　お酒を　買い求める、という研究が報告されました。

研究は、アイオワ州立大学にて、　メディア・バイオレンスの研究をしている　クレイグ・アンダーソン氏によるもの。

・研究対象は2歳～6歳の子供１２０人
・白人。　親は　大卒
・子供たちは、バービー　または　ケンの役を割り当てられ、お買い物ごっこ。
・お店に並べられる賞品は　１３３品目
　肉、果物、野菜、スナック、非アルコール飲料、そして、たばこ、ビール、ワイン

で、その結果

・タバコを買った子供　２８％
　親がタバコを吸うと、　子供がタバコを買い求める確率は　4倍に
・アルコール類を買った子供　６１％
　月1回以上お酒を飲む親の子供は、そうでない子供に比べて3倍の確率でお酒を買い求めました。

また、研究者は　CMの影響についても言及
１９８１年の研究によると、ラクダのイラストが　タバコのパッケージ（キャメル）だと判るこどもは　全体の９１％に及びました。

また、大人向けの映画を　子供たちに見せた場合、　お酒を買い求める確率が５倍に。しかし、統計的に有意な　タバコとの関連は　見られませんでした。((作品によるんじゃないかとも　思いますけれども。))

情報源

Kids May Mimic Parents’ Smoking, Drinking (AP)

多分、　もともとの記事としては、　メディアの悪影響についての研究なんですけれども、それについては、　ちょっと　横においといて。

実は、元記事の　ままごとの風景の描写が秀逸でして

４歳も少女はタバコを手にとって

『これくださいな。彼が吸うの。』

５歳児の男の子は

『ハニー、吸いなよ。　タバコは好き？　オレは　大好きさ。』

……　まったく　どこで　憶えてくるのやら～　
たしかに、子供が　なんでも　すぐマネをする、ってのは　事実だろうと思います。
（そうやって　コミュニケーション・スキルを磨いている、とも言えるのでしょうけれども。）

親が黙ってても、幼稚園などで、子供の遊んでる様子から　いろいろ　家庭の秘密がバレちゃう、かもしれないので　小さいお子さんの居る親御さんは、要注意！？