研究者により、　『甘いもの好きのネコ』　は　いない、らしいということが判明しました。

この研究を発表したのは、コーネル大学の分子生物学者　Xia Li　氏と、同大学　生物物理学者　ジョセフ・ブランド氏。

味覚は、舌の表面の味蕾と呼ばれるセンサーによって　感じます。

オンラインの科学雑誌　Public Library of Science Geneticsに　両氏が書いたところによると、
家猫、虎、チーターは、 たんぱく質　T1R2 に変異（欠損？）があり、　それが原因で甘い味を感じるセンサーが機能しないのだとか。

アイスクリームを食べる猫でも、バターなどの脂肪を含まない甘いものは　食べません。((もちろん、世の中には例外ということも有りますけれども。))

ブランド氏は、これが　猫が肉食になった原因かもしれないと考えています。

情報源

Why cats will never live the sweet life (Reuters)

Why cats prefer meats to sweets (New Scientist)

うちのネコの好物は　かりんとう。　たしかに、油で揚げてありますけれど……ネコの種類によっても違いがあるかもしれませんね。

『ワルシャワ猫物語』　という本には、トマトを食べる猫の話がでてくる、とのこと。ちゃんと読んだことは無いのですが。