宇宙人の乗物、　三本足の巨大ロボット　『トライポッド』　が良かった！

この映画を見ると、　当分、　雷が鳴るたびに『うわっ！　宇宙人の侵略！？』　とビビっちゃう、かも！？
以下　感想です。（伏字になってます）
宇宙戦争 トム・クルーズ

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まだ見て無いかたは　読まないほうがいいです。

◎あらすじ
『週末、元妻から　子供二人を預かった　トム・クルーズ。
宇宙人が襲ってきたので、　子供たちを、ボストンにある　妻の実家まで届けようとするのですが、途中で　何度も宇宙人がジャマします。』

おわり。

これで、　映画として　成立し、　さらに　状況もきちんと説明できてる、ってのは　スゴイと思います。

『インディペンデンス・デイ』のような　定番の特撮映画ですと
・大統領
・説明役の学者
・若くてカッコイイ　兵隊さん

などなどが登場して、解説したり、核を使うかどうか悩んだり、新兵器に乗ってUFOと空中戦します。　が、　『宇宙戦争』には、　誰も　登場しません。
かなり　斬新なスタイルだと思います。
ただ、　トム・クルーズ＆ダコタ・ファニングの親子が出ずっぱりですので、　ファンでないひと（私を含む）には　ちょっと　つらいかもしれません。

おそらく、この映画の狙いの一つは、　戦時下の人間の姿をリアルに描くこと。
主として　人間の　いや～なところが　多く描写されます。　こういう姿が、　現代人の考えるリアルな人間像だとしたら、

『（地球人が　こんなやつばかりだったら、）宇宙人が来なくても全滅するかも』

と心配になりました。　

で、私が、　なぜ　わざわざ初日から見に行ったのかといいますと、結末がすご～～～～く気になってたから。

H.G.ウェルズの原作、当時としては、　あの終わり方でよかったと思うんです。
でも、まさか、　２１世紀にもなって　原作のような終わり方は　有り得ない。っていうか、　あんな終わり方をしたら、　映画を見てる人が怒るだろうし。

地球人だって、宇宙に行くときは　宇宙服を着ているし、帰ってきても隔離される。
旅行のガイドブックだって、　『生水や　ナマモノを食べてはいけません』　って書いてあるし。

でも、だとしたら、　いったいどうやって　話を終わらせるんだろう？

その答は　……　皆さんの目で　ご確認ください……
私は　かなり不満でした。

また、映画が終わった時点で、
◎赤いツタは　いったい　何だったのか？　
（地球の環境を変えるため？
それとも実がなると、桃太郎のように宇宙人が生まれるとか？）

◎『トライポッド』は　人類誕生よりも前から　地中に埋めてあった。
（恐竜の絶滅も　彼らのせい？）
だとしたら、宇宙人たちは、どうやって　地球に来た？
UFOで来たとしたら、　地上部隊を撃退しても、まだ　上空に居るのでは？

などの謎が残されています。　
その謎は……DVDで　『完全版』　なんてのが作られる！？のかも。

同行者曰く、
『SFだと思って見るから腹が立つ。
ホラーだと思えば面白い』
なるほど。

かなり辛口のコメントを書きましたが、すごい映画だと思います。

　あの３本足のロボット、一台欲しいです。　近所にも　埋まってないかな～

『宇宙戦争』　公式サイト