大ヒット作 『スウィング・ガールズ』 やっと見ました。
一箇所だけツッコミどころが有りますが、それ以外は 面白かったです。
で、どうして面白かったのかと考えたところ……
(独断と偏見による考察ですので、そういうのがキライなかたは、お気をつけください。)
スウィング・ガールズのあらすじを書いてみると
勉強もできず、得意なスポーツもなく、恋人がいるでもなく。やりたいことが見つからない ごく普通の高校生。
ところが、あることがきっかけで ビッグバンド・ジャズをやることに。
最初は 半強制的に イヤイヤやっていたけれど、次第に楽しくなっていく。
・ 仲間との『 友情 』
・ たゆまぬ『 努力 』
・ そして 『 勝利 』やがて、才能が目覚め、やりたいことへと変わっていく
来週から 少年誌で連載がはじまりそうな あらすじです。
基本的な骨子は ちょっと前の少年マンガ的だと感じました。
で、少年マンガとの違いは、
『主人公が 少年ではなく、少女であること。』
「少年が男になる物語」
ではなく、
「少女が居場所を見つける物語」
で、少女は 最後まで少女なんです。
最近のマンガらしさを感じたのは、 女の子たちのなかに、男の子がひとりだけポツンと。
それも、あまりモテなさそうな、ダサイ男の子、特に 何か取り得もない、ごく普通の男の子。
・少女マンガだと、男の子がカッコよくないといけない。
・昔の少年マンガだと、せいぜい、本命の女の子+1.
このあたりは、やはり、『
見てる側としても、本命の女の子だけ、だと、その子に感情移入できなかった時に苦しい。
また、男の子が一人もいないと、ちょっと つらい。
このほうが、 楽なんですよね。((単純にうらやましい、という話も。))
ハリウッド的だと感じたのは、
・主人公たちが 泣き言を言わず、ひたすら目標に向かって建設的に努力する姿。
・体育会系キャラが、あくまでネガティブに描かれる
あたりでしょうか。
さらに、伏線がはられては 次々と回収されていくのが快感で、
『何度も見たい! 』
と思わせるストーリー・テリングのうまさを感じました。
で、一ヶ所だけツッコミ。
夏に、まったく 楽器に触ったことがなく、半年後の冬、演奏会に出るわけですが
演奏が うますぎる!
普通、高校生の吹奏楽コンクールって、よほど巧いところでないと、音をはずしたりしますよね?
あれじゃ 全国で優勝しちゃうようなレベルです。
でも、演奏は、全て 役者さんたちによる ホンモノとのこと。スゴイ!
次回は 映像的な見所を紹介したいと思います。
(多分、来週ぐらいに書きます。)
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