月面探査ロボット その名は『ペンギン』 (アメリカ)

米防衛機器大手レイセオンは30日、米航空宇宙学会(AIAA)の2005年の宇宙会議で、月面探査ロボット「ペンギン」を2009年にも打ち上げる計画があると発表した。

米レイセオン、月面探査ロボットの09年打ち上げ計画(ロイター)

リンク先の写真をご覧ください。

このロボットの中身ですが、意外(?)にも……

同社が2年前から開発を進めているこのロボットは、高さ3フィート(約91.4センチ)で、重さは約230ポンド(約104.3キログラム)。小型の推進エンジンを燃焼させながら月面を飛び跳ねるという。

ブッシュ米大統領は昨年、月や火星などに人を送り込む宇宙計画を再度掲げた。レイセオンは、このロボットは今後の有人宇宙ミッションの先駆けとなるものだとして米航空宇宙局(NASA)に提案しているという。

こちらの記事に もう少し 詳しい経緯が掲載されていました。

Robotic space penguin to hop across the Moon (New Scientist)

レイセオン社の地上配備用ミサイルの技術を使用。また、誘導装置は トマホークのものが流用されています。

イギリスの宇宙関連企業 Surrey Satellites社の研究者 マックス・ミーマン氏は、以下のように語ります

「ジャンプするロボット 『ペンギン』 のコンセプトは 大変興味深い。
1マイルジャンプできるロボットなら、マーズ・ローバーのようにクレーターで 立ち往生する、といった問題が 解決されるでしょう」

「しかし、月面では、ジャンプよりも 着陸するのが大変困難です。 離着陸を 何回も 繰り返すのは 技術的な挑戦となるでしょう 」

現在開発中のプロトタイプは、 まだまだ改良の必要があります。
「ペンギン」 の誘導装置は GPSを使用しています。が、 月面ではGPSが使えません。

「このロボットが成功すれば、 有人ミッションでも 同様のシステムを使って 月面探検できるようになるかもしれません。」

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これは、私の憶測ですけれども、ブッショ大統領が 軍事企業の開発したロボットをNASAに売り込んだ、という感じなんでしょうか?

でも、まぁ ミサイル屋さんが 平和企業に転身できれば、 それも いいのかもなぁ、という気もしないでもありません。

デザインのコンセプトは、鉄人28号に出てくるロボット 「モンスター」 が 一番 近いかな?

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5 久々に良いゲームです
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兵器から 平和利用、って意味では、 鉄人そのものですけれども。

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