ニューヨークに関する恐ろしい噂をいっぱい聞いていたデイモン・ムートゥー氏。彼は迷子になっても、人に道を尋ねることができませんでした。この街の新入りさんは、5日間も迷子になっていました。
迷子ってレベルじゃねーぞ。
ムートゥー氏(32)が歩道で寒さに震えながら、水を恵んでくれるよう頼んでいるのに、マイケル・バラス氏が気が付きました。
彼はムートゥー氏を、兄弟が居るクイーンズ地区サウス・ジャマイカへとつれていきました。
ムートゥー氏は脱水症状と凍傷を負っており、手当てのため、ジャマイカ病院へとつれていかれました。
彼は水曜日(’07 1/16)ニューヨークに到着してわずか12時間後、散歩に出ることにしました。ガイアナでは経験していなかった繁華街で、ほどなく、方向を見失いました。
彼は、廃車で一夜をすごし、その後、マイナス7℃以下の寒さから身をまもるため、木屑に潜って眠りました。食べ物を恵んでもらうのはきまりが悪く、また、ニューヨーカーに近づくのは恐ろしかったのです。
永住者カードを持っていても、誰かと話をしたら追放されてしまうのではないかと恐れたのです。
バラス氏は、ムートゥー氏を教会からの帰り道で発見。人助けは楽しいといいます。
「困っている人に会ったら、いつも手助けしようとします。彼は困ってました。もし二時間経過していたら、死んでいたでしょう。」
ムートゥー氏は、ガイアナに帰国するかもしれないと言っています。
彼の兄弟、ロジャー・ミラー氏
「私たちが再会したとき、彼はただ泣いていました。帰り道を見つけようと努力したと言っています。ずっと歩きどおしだったとも。おびえていました。ニューヨークについては、いろんな話を聞いてましたから。」
大都会って大変なのね。。。