『 MusiCure』 軍制式枕は子守唄付き!?(セルビア・モンテネグロ/デンマーク)

日本の皆さん、笑ってる場合じゃないですよ!?


バルカン諸国の軍事基地で 家族から遠く離れ 数ヶ月、そんな兵士たちにとっては 快眠は難しいでしょう。 デンマークの研究者たちは、風変わりな解決法を見出しました。
それが、『 MusiCure』
小鳥の声でさえずり、兵士たちに子守唄を歌います。

スピーカー内蔵の枕からは、自然の音や、チェロなどの楽曲が流れ、ストレスやイライラを解消します。

ちゃんと効果が出れば、将来は ライフル、防弾チョッキ、ヘルメットとならび、も 紛争地帯へと出兵する兵士の基本装備となるかもしれない、と、デザイナーは語りました。

コソボでは、デンマーク防衛アカデミーにより、10個の枕を支給、現地に展開中の340人のデンマーク兵士のあいだで大人気。 そう語るのは デンマーク軍病院の軍医  Helmer T. Hansen少佐。

「奥さんや子供に何が起きているか思い悩むことは無くなるでしょう。それらは消え、代わりに、森や砂浜、山のイメージが沸き起こり、あなたは眠りへと落ちていきます。」

このマクラの試験が始まって一ヶ月。リラクゼーションを必要としたり、急いで眠る必要のある兵士20名が使用しました。

デンマークはコソボに展開中の17,500名のNATO軍の一翼を担っています。

NATOは1999年にセルビアとアルバニアの戦闘が終結以降、PKFを展開しています。

しかし、現在でも暴力事件が発生します。

デンマーク軍が駐屯している Kosovska Mitrovicaは とくに緊張が高まっています。この街は 川によって南北に区切られており、北にはセルビア人、南にはアルバニア人が済んでいます。そして、定期的に衝突が繰り返されています。

昨年は3日間で19人が死亡、900人以上が怪我を負う事件がありました。また現在、 国連がまとめた会談に反発した動きが出るおそれがあります。

兵士たちは、ストレスから逃げることが出来ないのだ、と ハンセン軍医は語ります。

「今後、この枕を 軍の装備とすることを勧めます。」

この枕をためした何人かの兵士たちは その効果を絶賛します。
ある兵士は
「問題は 眠りにつくのが速過ぎることです。」
と、冗談めかして言いました。

別の兵士は
「心から雑音を追い出すのはいいのだけれど、 この枕は 分厚すぎる」

この枕 MusiCureの開発が始まったのは10年前。 当初は 精神科での使用や、外科手術後の鎮痛剤の投与を最小限にとどめるのが目的でした。

緊急事態に備えて眠る兵士たちは、睡眠薬を使うことができません。

「今回の使用が初めてです。 が、 私からのアドバイスは、 今後も これを 長く 使い続けること、です。」

情報源
Danes Design Singing Pillows for Soldiers (AP)


いや~ この記事読んでバカにしてる若者のうち何人かは、将来、
『こんな枕があったらな~』
と、グチって、上官に 『たるんどる! バチコーン!』 とやられることになる予感。

日本じゃ 絶対 支給してくれそうにないし。

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日本でも こんなの売ってます。

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