皆さんは、 幽霊になったら、 どんな気分だと思いますか?
母親たちは、子供を怖がらせるために彼の名を口にし、 大人たちでさえ、暗闇で彼にばったり出くわすことを恐れます。
Gopal Haldar さんは、インドのSunderbans のマングローブの森で、 40年間 幽霊として生活をおくっています。
身長1.2メートル、体重24キロ。
Haldarさんは、生涯、栄養不良だったといいます。
「私の母親は とても身体が弱かった。そして 私も。だから、野に出て働くことができませんでした。」
インド コルカタの南90キロに位置する Pakurtalaの Sunderbans村にて インタビューに応じました。
「おいしい食べ物を買う金も、医者にかかる費用もなく、幼少期から栄養失調に悩まされました。」
彼が幽霊として生きることになったきっかけは、 隣人の、彼の不健康で 細い体格を評した 「幽霊を演じるために生まれた」 という言葉です。
彼はその考えを 気に入りました。 幽霊として生きる男の噂は、Sunderbansの島々に広まりました。
「行く先々で、子供たちは 私を『アンクル・ゴースト』と呼び、窓から覗き込みます。 」
Haldarさんは微笑みます。
「女性や子供は、 私に出くわすかもしれない、と 夜 出歩くことを怖がります。」
まだ電気が来ておらず、日没後に出歩かないことを好む地域で、 彼は蝋燭の灯りの中 舞台を演じます。友人の Sunil Chakrabortyさんが手伝ってくれます、
10分~15分でメイクアップすると、彼は幽霊のような怪物に変身!
主として、彼の窪んだ顔にペイントし、煤で あばらや四肢の骨を表現します。
幽霊男 Haldaさんが 村々を渡り歩き、人々を怖がらせている間、妻と息子は野良仕事をしています。
「私は 哀しいと思ってません。 むしろ、時には (仕事としての幽霊を)楽しんでいます。 」
彼の妻 Malatiさんによると、 彼の出番は 主として祭のシーズン。1回につき、約1ドルの稼ぎ。
ですが、 「全部、タバコ代に消えてしまう」 とのこと。
「タバコを吸い、チェスをうっていると、自分が人間なのか、 それとも ホントに幽霊なのか 判らなくなる時があります」
地元の医師は、Haldarさんは、ホルモンのバランスの失調により、栄養不良に陥ったのだろう、と言っています。
情報源
Scary living for India’s ghost man (AFP)
世の中、いろんな生き方が有るもんですねぇ。