NTTコミュニケーション科学基礎研究所 は、人間をラジコンで操作する! という、研究をSIGGRAPH 2005 で発表。
まずは こちらの動画をご覧ください
メガネとヘッドセットを装着した女性が歩く進行方向を、ラジコンで操縦しています。 操縦されている女性も、とっても 不思議そうな顔をしています。 その仕組みは?
人間をラジコンで操作する 『パラサイト・ヒューマン』 を研究しているのは、 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 人間情報研究部 感覚運動研究グループ 前田太郎氏。
人間の前庭感覚(バランス)をつかさどる三半規管。
耳の後ろに装着したヘッドセットで三半規管に電気刺激(GVS)を与え、バランスをわざと崩すことにより、歩いている人の進行方向を、ラジコンで操縦することができるのだとか。
また、前庭感覚刺激を使うことでバーチャルリアリティ酔い(VR酔い)を解消することや、新たなエンターテイメントシステムへの応用も期待されています。
体感ゲームや、フライト・シミュレータは 普通、油圧等で動く大型の筐体が必要となりますが、これをつかえば、ヘッドセットを装着するだけで、乗り物の動きを感じることができるようになるかも!?とのこと。
情報源
Remote-Controlled Humans (Forbs)
via Remote-controlled humans(Engadget)
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