最後の 『言霊遣い』 亡くなる (アメリカ)

第二次大戦中、ヨーロッパで連合国の暗号通信のために、 ネイティブ・アメリカン コマンチ族の言葉を使用。従軍したコマンチ族は  『コード・トーカーズ』  (暗号で話す人) と呼ばれました。

コード・トーカーズの最後の生き残り Charles Chibittyさん(83)が 亡くなりました。

日本軍と戦った太平洋戦線では、ナバホ族が同様に任務についていました。

Chibittyさんは、2002年に語っています。

とても奇妙だったよ。子どものころは、学校でコマンチの言葉を使うことは禁止されてたんだ。

ところが、今度は 国が 『話せ』 と命令した。
そして、私の話す言葉が、戦争を勝利に導いた。

誇りに思ったよ。 とても 誇りに思ったよ。

死ぬのは怖くなかった。

でも、(ノルマンディー上陸作戦では、) 予想以上に海がふかくて、多くの(コマンチ)少年が死んだよ。私は、 それを 恐れていたんだ。

ヒットラーは、 (コマンチの) 奇妙な言葉を聴いて、いったい なんだと思ったろうなぁ?

1999年、 Chibittyさんは ペンタゴン での式典にて、顕著な知的任務に就いた個人を称えるKnowlton賞を受賞、殿堂入りを果たしました。

情報源

Last of WWII Comanche Code Talkers Dies (AP)

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