音の出ないスピーカー&飛ばないヘリコプター(アメリカ)

今回は、 アメリカで とても変わった、でも役に立つ……かもしれない発明をしている方をご紹介します。

今回 登場ねがうのは、 アメリカ オレゴン州ポートランド の発明家 エルウッド・ノリスさん。

発明品 その1
『音の出ないスピーカー』

人間の耳には聴こえない 超音波を発しているのですが、音のビームを作り、ピンポイントで狙い定めた場所に居る人にだけは、あたかも頭の中で鳴っているように音が聞こえるのだそうです。
最大、150ヤード ≒ 137メートル先の人に照準を合わせることも出来るようです。

このスピーカーから 30フィート≒9メートル離れたところにいる人には音が聞こえるのに、2フィートの距離にいる人には 何も聴こえない、なんてことが出来るのだそうです。
不思議です。

ノリスさんは、 この商品で、Lemelson-MIT 賞を受賞、50万ドル ≒5千万円を獲得しました。

価格は 600ドル≒6万円程度を予定。

2年前のトレたま でも、似たようなシステムが紹介されてましたが、 今回のモノは、面積7インチ角 厚さも数センチと、 かなり小さくなったみたいです。

発明品 その2

『あまり飛ばないヘリコプター』
飛ばない、というか、ほんのちょっとだけ地面から浮いてます。
2対の大きなプロペラが、互いに反対向きに回転しているので、普通のヘリコプターのような、お尻の小さいプロペラが有りません。

フロート付きで着水可能。

何に使うのか微妙ですけれども、(アメリカでは)『飛行機免許が要らない』のだそうです。 発売は 2005年中を予定、価格未定です。

ノリスさんは、現在までに47の特許を取得。
そのうちのひとつ、デジタル・録音機の特許は、500万ドル≒5億円で売れました。

情報源
Inventor Creates Soundless Sound System (AP)

Woody Norris has a way of getting inside your head … (Popular Science)

狙った相手だけに聞かせる音声伝送システムにMIT発明賞(Wired News)

(あまり)飛ばないヘリコプター AirScooter (公式サイト)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。