今や、新規1円の携帯電話にすらメガピクセルのデジカメが内蔵されていて、時代の流れを感じるのですが、さらに斜め上を行くプロジェクトがありました。
この精細さは、すばらしいの一言です。
最初、デジカメと勘違いしましたが((というか、プロジェクト名が紛らわしすぎです。))銀塩フィルムをスキャンした映像でした。
軍の偵察機で使われているのと同じ 9インチ×18インチのコダック・フィルム。((PCのディスプレイが、画面の対角線で17インチ程度ですから、その巨大さが判っていただけるかと。))
1回の撮影につき、1200ドル(約12万3千円)かかります。
カメラは、カスタムメイド。
撮影されたフィルムは、NASAでも使用されている ライカ・ジオシステムズ スキャナーでデジタルデータ化。
民生品ですと、ニコンの最高級フィルムスキャナーSUPER COOLSCAN 9000 EDでは 8964×13176画素(ブローニフィルム6×9 使用時)で取り込むことができますが、それでも118メガピクセル。 そのさらに33倍の画素数です。((それでも 一般人が使うにはオーバースペックですが。))
印刷にはエプソンの9600dpiのプリンターを使用。
48フィートx24フィート (14.6m x 7.3m)まで出力可能ですが、そこまで巨大にすると『会場に収まらない』とのことです。
情報原