絵本 『ギルガメシュ王ものがたり』 岩波書店

最近読んだ中で、一番感動した 本を紹介します。……絵本なんですけれども。

ギルガメシュ王ものがたり

絵もすてき。
ストーリー自体はネットでも読めるんですけれども、この絵本は一見の価値あり、です。

ほかの本を探しに行った図書館で手にとったのですけれども、 あまりの面白さに、ついつい 借りてしまいました。((大人が絵本を借りるのは ちょっと 恥ずかったですが。))

メソポタミア文明のギルガメシュ叙事詩については、ある程度 聞きかじってはいたのですけれども、まとめて読んだのは初めて。
ギルガメッシュっていう名前は ゲーム『ドルアーガの塔』の主人公『ギル』をはじめ さまざまなゲーム、マンガなどでも使われているんですけれども、それらのイメージと、この絵本の印象は だいぶ違ってました。

この物語は、五千年前のものだそうですけれども、 人間の悩みって あまり変わってないなというのが 率直な感想です。

全3冊。絵本のためのアレンジ具合も いい感じです。

ギルガメシュ王ものがたり
半神半人のギルガメシュ王は 人のすがたはしていますが 人間のやさしさがわかりません。友達がいなかったからです。 いつもひとりぼっちで段々と冷たい人になってしまいます。そんな彼に親友が出来るまでが描かれます。
ギルガメシュ王のたたかい
友との活躍、そして別れ。
ギルガメシュ王さいごの旅
親友を亡くしたギルガメシュ王は、死を克服すべく、不老不死の術を探しに、東方へと旅立ちます。そして……

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